本記事では、暗号資産(仮想通貨)のBinance Coin(バイナンスコイン 略称:BNB)の概要、仕組みや買い方について説明していきます。
Binance Coin(バイナンスコイン)とは?
バイナンスコインとは、マルタ島に本部がある世界最大級の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」が独自に発行している、バイナンス取引所内で使用されるトークン(仮想通貨)のことを指します。2017年6月に行われたICO(イニシャルコインオファリング)でローンチされました。イーサリアム・ネットワーク上で「ERC20トークン」として発行されたBNBの総発行枚数は、2億枚です。
こういった「仮想通貨取引所が発行しているトークン」としての仮想通貨は他にもありますが、バイナンスコインはいち取引所のトークンとしては突出した人気を誇ります。2021年4月現在では時価総額ランキングがイーサリアム(ETH)に次いで世界3位(Coin Market Cap参照)となっており、独自トークンとしては異例のランクとなっています。
手数料やセキュリティ、取り扱い仮想通貨数から判断して、総合力が非常に高いことも評価につながっています。
Binance Coin(バイナンスコイン)の仕組みや特徴
取引所のバイナンス上で、BNBを基軸通貨として利用すると以下のようなメリットがあります。
メリット1 手数料が安くなる
バイナンス上で行う取引手数料をBNBで支払うと安くなります(最高半額!)。割引率は以下の通り。
1年目: 50%割引
2年目: 25%割引
3年目: 12.5%割引
4年目: 6.75%割引
5年目: 割引なし
メリット2 コンバートできる
バイナンスにはコンバート(両替)と呼ばれる機能を提供しています。コンバートすると、売買の際に残った1枚以下の「端数」のみ保有する銘柄を、一括で「BNB」に両替できます。最低単元未満のトークンは、売却・送金等のトランザクション不可ですが、このコンバート機能を使用することで寄せ集められ有効化できるため、無駄が無くせます。長期に渡り利用しているとちょっとした金額になり得る?ので、ユーザーにとっては大変嬉しい機能といえるでしょう。
Binance Coin(バイナンスコイン)の将来性
バイナンスコインは2021年4月現在価格が急騰中で一時的に調整局面に入っていますが、この時期を過ぎ、長期的に見ると、今後も伸びていくのでは、と考えられます。
今後のバイナンスの事業動向の市場での受け止められ方により、バイナンスコインも注目を集めて続伸していく可能性は十分あります。
バーン(焼却)によって希少価値が上昇していく
バイナンスコインでは「バーン」という独自の処理をおこなっています。バーンとは、「焼却」という意味です。実際に何が行われるかというと、「4半期ごとにバイナンスが得た利益を20%で買い戻す」という処理です。バイナンスコインの希少性を高めることが狙いです。今後も引き続きバーンが実行され、希少価値が上がり価格にも影響を与えていくでしょう。
(※価値予想についてはあくまで参考程度にお読みください。)
Binance Coin(バイナンスコイン)の買い方
2021年4月現在、バイナンスコインは国内取引所では取り扱われていません。今後も日本の取引所に上場する可能性は低いとみられます。今の所は、バイナンスで取引するしかありません。バイナンスでバイナンスコインを使用すると手数料も安くなりお得です!
仮想通貨への投資はリスクを伴います。必ず納得いくまで調べたうえで、慎重に進めましょう。