「ブロックチェーン×モバイル」増える?

「ブロックチェーン×モバイル」増える?

ブロックチェーンは耐改ざん性、システムダウンに対する強さ、そして低コストといった点から、さまざまな分野で応用されようとしています。

そしてその応用分野はスマートフォンという通信デバイスにも及んでいます。

以前から注目されていたシリンラボは昨年秋にブロックチェーンスマホをリリースして話題になりました。

また、韓国の大手携帯メーカーSamsungの製品に仮想通貨ウォレットの秘密鍵を格納する機能が搭載されるという発表も▼

全体を概観すると、単に通信機器にブロックチェーンを搭載する、という点が目玉なわけではなく、その先に「スマホ=決済デバイス」という前提や構想があるように見受けられます。

今回お伝えするお話も、そんな流れの一つだと言っていいでしょう。

Softbank、モバイル”国際決済”の実証実験に成功


ソフトバンクをはじめ、世界の通信事業者(キャリア)で組織するブロックチェーンコンソーシアム「キャリア・ブロックチェーン・スタディ・グループ(CBSG)」は、ブロックチェーンを使ったモバイル決済のフィールドテストを成功させた
CBSGのメンバーでブロックチェーン技術開発を手掛けるTBCASoftが22日に発表した。

なお、今回使用されたのはTBCASoftのブロックチェーンプラットフォーム▼

なお、CBSGとは、

17年9月にソフトバンクやTBCASoft、米スプリントなどが参加してスタートしたコンソーシアム
TBCASoftが開発したブロックチェーン技術を活用し、キャリア間のブロックチェーン決済システムの構築を目指して発足

22日の発表では、次のように参加企業が拡大する旨も伝えられました。

台湾の亜太電信、アラブ首長国連邦のdu、南アフリカのMTNグループの3社が新たに加盟

ちなみにTBCASoftにはソフトバンクも出資しています。

実験の内容は

ソフトバンクのモバイルユーザーがFar EasToneのネットワークを利用して台湾国内の小売店でモバイルウォレットで商品を購入。
Far EasToneのユーザーは、ソフトバンクのネットワークを利用して日本国内で商品を購入

そして、

ブロックチェーンを利用した国際間でのクロスキャリアな決済に成功

モバイル決済の特徴

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すずきまゆこ / 1307 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。