アメリカの大手仮想通貨(暗号資産)取引所Coinbase(コインベース)。

利便性の高いサービスを目指す一方、ここ最近はセキュリティサービスに力を注いでいる様子がうかがえます。

Google,iCloudでウォレット秘密鍵のバックアップが可能に

秘密鍵(プライベートキー)を暗号化しオンラインストレージ上にバックアップできる機能を同社ウォレットアプリに搭載

仮想通貨(暗号資産)を保有しているかどうかのカギは「秘密鍵をキチンと管理しているかどうか」にあります。ただ、予想外の事態で、その秘密鍵が分からなくなってしまうおそれもあるのです。

スマートフォン自体の紛失、12文字からなる復旧用フレーズのバックアップの失敗などにより、永遠に仮想通貨を失ってしまう

こういった事態に対処するため、コインベースでは上記のサービスを開始したとしています。

秘密鍵の紛失やどこにセーブしたか忘れるなどのトラブルにユーザーが対処できるよう、バックアップ機能を採用

当面はGoogleとiCloudのみ、将来追加予定

暗号化バックアップの対象ストレージサービスはGoogleドライブまたはアップルのiCloud

ユーザーが手動で選択

ただ、自動で選べる機能ではないようです。

新機能は従来のバックアップ機能を切り替えるものではない

完全にユーザーのみが秘密鍵を感知しうる機能

オンラインストレージにバックアップした復旧用フレーズは、ユーザーが設定した暗証番号のみで暗号化の解除が可能

そのため、

コインベースやオンラインストレージサービスがユーザーの口座にアクセスすることはできない
AES256-GCM暗号化アルゴリズムを用いて暗号化を行っており、アクセスできるアプリは同社ウォレットのみ

コインベース、ブロックチェーン情報の収集・分析企業を買収

また、コインベースはブロックチェーン関連のセキュリティ情報の収集・分析を行うスタートアップNeutrinoを買収しました。ただ、同社は買収後も、本拠地であるロンドンで独立事業体として事業を継続するとのこと。

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すずきまゆこ / 1269 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。