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第3回目のまとめとなる今回は、「北尾社長の仮想通貨(暗号資産)ビジネスの視点」についてご紹介します。

北尾社長の仮想通貨(暗号資産)の洞察力はどこから来るのか?

SコインにマネータップにRippleアジアのコンソーシアム…。

XRPをイチオシとする視点も「金融機関が受け入れるもの」という既存のインフラを活用しつつ、実社会で役立つものをという考えがベースにあります。

Sコインにしてもマネータップにしても、「決済」という金融インフラにかかわる部分の改革に着手するものです。

同氏のこの視点、今後の金融の動向への鋭い視点はどこから来るのでしょうか。

ポイント①グローバルスタンダードで考える

僕がいつも考えるときはグローバル・スタンダードで、海外の人が使えるようなものを作り上げたい
グローバル・スタンダードを作り上げ、そして、我々は大阪万博で世界を驚かせたい

すでに世界では中国、スウェーデン、韓国を中心にキャッシュレス決済が進んでいます。

日本の場合、紙幣の偽造防止技術の高さもあり、相変わらず現金決済大国です。

PayPayなどの登場で変わりつつありますが、それでもまだまだです。

「日本もキャッシュレスを」という視点だけなら、既存の電子決済の利用可能店を増やせばいいだけ。
しかし、北尾社長は「R3」「リップル」というグローバルな決済プラットフォームや技術を活用しようとしています。
R3のコルダにしても、リップルの技術(XRPを含む)にしても、すでに実用性が実証されているからです。

単に日本の枠組みの中だけでなく、世界中の誰もが使えるものを、という視点がそこにあります。

何度も言い古されている言葉ではありますが、すでに「ヒト・モノ・カネ」は国境を越えて動いているのです。

ポイント②「正しい倫理観」を持て

中国の古典を数多く読んでいることでも知られる北尾社長。
その読書や知見は、同氏の事業にも活かされています。

事業をやるというのは、”正しい倫理観”をもってやらないと。
それは結果として、自分の首を締めることになりますよと。

たとえば、昨今の新たな金融の形態としては、仮想通貨(暗号資産)だけでなく、ソーシャルレンディングやICO(イニシャル・コイン・オファリング)などが登場しました。

しかし、多くの人は「儲かるかどうか」だけに着目。
結果、詐欺や不正がまかり通ることになったわけです。

有意義な仕組みであっても「儲けられるかどうか」だけで動くのは非常に問題だと同氏は指摘します。

「儲かるから入る」という程度の浅い考えでは必ず失敗するんです。
正しい倫理的価値観を持って、緻密に考え、鍛え抜いた感覚で勝負していかないといけません。

ポイント③40年以上の現場で磨かれた「直感力」

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 12905 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。