ベネズエラのビットコイン(BTC)取引量、過去最高記録を更新

2月2日までの1週間、ベネズエラのビットコイン取引高が過去最高を記録したようです。ビットコイン取引高を追跡するCoin.danceの分析から明らかになりました。

この背景には、ベネズエラの法定通貨であるボリバル・ソベラノへの根強い不信感がかなり影響しているとみられています。

ビットコイニストによると、2日までの1週間にほぼ171億ボリビア(1972BTC)が換金された

なお、これはライセンス取得した取引所での取引量ではなく、あくまでも相対のOTC取引▼

P2Pの取引が行える個人間OTC取引を提供する「LocalBitcoins」OTCプラットフォームにより売買

そのため、表立った世界の仮想通貨(暗号資産)取引価格にはこの取引量増加は影響していません。が、

OTC取引が好まれている理由

なお、このようにしてベネズエラでOTC取引が好まれている背景には、なんといっても100万%超えのハイパーインフレ▼

この他、こういったことも影響しているかもしれません。

ユーザーが同じエリアの仮想通貨支持者を見つけて繋がることができるなどOTC取引がコミュニティ参加のきっかけになる

なお、このように仮想通貨(暗号資産)需要が高まる事例はすでにキプロスやジンバブエなどでも発生しています。

つまり、国という中央集権的存在への不信感が非中央集権的な仮想通貨(暗号資産)需要につながるわけです。

もう法則化しているといってもいいかもしれません。

ベネズエラ政府「仮想通貨(暗号資産)”特化”規制機関を設置」

一方、ベネズエラ政府はこの状況を淡々と見ているわけではありません。

ベネズエラの仮想通貨業界の法的枠組みを構築する新たな法律が1月31日に施行

この法案は17年に発足したベネズエラ制憲国民議会において18年11月に承認されています。63の条項が含まれたこの法案では、「暗号資産」「ブロックチェーン」など各種用語の定義がなされているほか、あらためて独自仮想通貨ペトロについても「ソブリン仮想通貨(暗号資産)」として概念を提示しています。

そして、仮想通貨(暗号資産)に特化した規制機関もこの法案により設置▼

同法令により、18年に設立された国家機関Sunacrip(Superintendencia Nacional de Criptoactivos)
Sunacripはベネズエラ国内における全ての仮想通貨の「作成、発行、送金、商業化および交換」をコントロール

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 4255 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。