ビットメイン社、2018年振り返りでこれまでと今後の事業展開を示す

世界最大手の仮想通貨マイニング企業として今も君臨し続けるビットメイン社。
しかし昨年夏ごろから、「ホントに大丈夫?」と暗雲が垂れ込めている感があります。

テマセクやソフトバンクによる出資の話はフェイク、
IPO申請で提出した財務体質は粉飾しているんじゃないか、などなど。

そして弱気相場の影響から、マイニング事業で採算が取れなくなり、大規模リストラを昨年冬に敢行しました。

そんな中、先日21日、ビットメイン社は同社ブログで「2018年振り返り」を発表。

ビットコインキャッシュの昨年11月のハードフォークについて「ハッシュ戦争ではない」などとしてエールを送るなど、前向き表現が相次いでいます。

さて、それ以外にはどんな内容を書いていたのか。
これについて簡単にまとめます。

新製品の販売とAIの活用

まず、新たな製品を開発・販売することで、エネルギーコストの問題解決に一歩近づいたとしています。

7nm ASICの発売や、SHA256の計算を高速化する技術「ASICBoost」をサポートするファームウェア(ハードウェアに組み込まれるプログラム)のローンチ、マイニング作業を効率化させた
マイニングをする際に発生するエネルギーコストの削減に貢献した。

そして、AIの活用▼

AIに関する内容では、2015年から同社が取り組んでおり、同年の第1四半期にはBM1682チップをリリースした。

他社への出資

昨年5月にビットメインは、仮想通貨関連サービスを提供する米スタートアップ「Circle」とパートナーシップを提携し、1億1千万ドル(約120億円)の出資
複数の法定通貨に裏付けされたステーブルコインの導入を進める複数の法定通貨に裏付けされたステーブルコインの導入を進める

この他

可能性を秘めたオープンソース開発者、および、オープンソース・プロジクトに対して、出資

また、まったくの畑違いになりますが、アメリカのバスケットボールチームのスポンサーになったことにも触れました。

その他

この他、輸送やマイニング方法に関する透明化の取り組み、昨年11月に立ち上げた仮想通貨インデックス「Bitmain Crypto Index」の立ち上げ、米国への進出などについて触れました。

ただ、現実には、事業規模の縮小などにより、進出計画は棚上げ状態になっています。

2019年「ブロックチェーンアプリケーションの1年に」

そして、2019年の展望についてはこのように述べました。

今年はブロックチェーン・アプリケーションの年になるだろう
開発が進むことで、さらなる時価総額の上昇につながる

そして、それは結局

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すずきまゆこ / 4885 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。