FBI捜査官「ビットコインは匿名ではない」

2016年頃、数ある仮想通貨の中でもっとも著名だったのがビットコイン。
今でもその著名度は変わりませんが、当時、なぜ著名だったかというと、仮想通貨ATMなどの登場とともにもっとも決済インフラとして使われている仮想通貨だったからでした。

それは”表の世界”だけでなく、”裏の世界”でも同じこと。

ダークウェブの存在を一躍有名にした闇のマーケットプレイス「シルクロード」で当時もっとも決済手段として用いられていた仮想通貨はビットコインでした。

しかし、先日、ブルームバーグのカンファレンスで行われたパネルディスカッションにおいて、FBI職員が「仮想通貨ビットコイン(BTC)は『非匿名』で簡単に追跡できる」という事実を明らかにしました。

このパネルディスカッションに参加したのは、

ブルームバーグの金融ジャーナリストで、仮想通貨に詳しいカミラ・ルッソ氏と、仮想通貨や闇取引の捜査を担当するFBI職員。

このFBI職員は、ビットコインと闇取引の関係について、次のように述べました。

ビットコインの誕生初期は約90%が闇取引に使われていたが、現在は10%にまで減少している

さらに、

ビットコインなどのデジタル通貨は匿名で追跡が難しいと思っている人が多いが、これは違う
仮想通貨は実際には『非匿名』で、IPアドレスを使って取引を簡単に追跡できる。

部門は異なりますが、同じFBIの麻薬捜査官も「麻薬取引でのビットコインの利用率は10%に下がっている」と以前に答えています▼

とはいえ、完全に「ビットコイン≠闇の決済手段」となったわけではありません。

先月、日本の仮想通貨取引所Zaifでハッキングされた3種の仮想通貨の一つはビットコインでした。
ホワイトハッカーなどが追跡しましたが「ミキシング」という技術により、途中から追跡が不可能になっています。

仮想通貨と犯罪の関係性の今

「お前ポルノサイト見てただろ。ウェブカメラで撮影したぞ。ばらされたくなければビットコインで7000ドル払え」

といった脅迫やチェーンメールの類ではビットコインで決済を求めるものが増えてきています。

しかしその一方、先述のFBI捜査官と同様、「ビットコインが追跡可能なおかげで犯罪の割り出しが容易になった」とする政府機関も▼

また、欧州でも犯罪におけるビットコイン利用率は低下しており、代わりにより匿名性の高いモネロやジーキャッシュなどが利用されているということが明らかになっています。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。