仮想通貨ビジネスを展開している企業の社長は、おおよそ次のようなイメージを持たれているかと思います。

「エリート」
「金持ち」
「頭がいい」
「万事思い通り」

しかし、それは一般人が勝手に押し付けたイメージに過ぎません。
クールで華やかに見える仮想通貨・ブロックチェーン業界であっても、その裏側には人知れない悩みを抱えていることもあります。

仮想通貨取引所c0banを運営し、独自仮想通貨c0ban(コバン)を手掛けるLastRoots(ラストルーツ)の社長小林慎和(のりたか)氏は、決して順風満帆な環境の中で仮想通貨ビジネスを始めたわけではありません。

重い障害を抱える次男の廉之将(れんのすけ)くんを支えながらのスタートでした。

「変に気を使われたくない」と考えていた慎和さんは、廉くんのことを、ごく親しい人たちにしか言えずにいた。

これまでビジネスでの顔しか見せなかった小林社長。

最近になり、自身の家族のことをブログに書くようになりました。

廉くんが成し遂げてきたことは、会社を立ち上げ、軌道に乗せる以上に大きなことではないか —— 。

阪大卒業後、野村総研、グリーを経て、家族を連れて海外で起業

小林氏は大阪大学大学院でコンピューター・サイエンスの博士号を取得したのち、野村総合研究所に就職。将来の起業を考えてのことでした。
その後、ゲームで急成長しているグリーに転職。シンガポールに赴任します。

すでに結婚していた阪大同期の奥様、そして2人のお子さんと一緒に移り住んだシンガポール。
そこでグリーを退職し、起業に踏み切りました。

独立して1年。初年度は経験値の高さもあり、ビジネスは順調。
そんな中、次男の廉くんが生まれます。

シンガポールの病院で、「フロッピーな(ぐにゃぐにゃした)子だ」と言われたことを、智恵さんは覚えていた。
生まれてきたばかりの廉くんは、母乳を吸う力が弱く、血糖値が低かった。1週間、NICU(新生児集中治療室)に入った。

廉くんが生まれたころ、小林氏は「カオス・アジア」という起業家支援のイベントの立ち上げを進めていました。
世界中から革新性の高い起業家を集め、構想を発表してもらい、投資家とつなげる目的だったのです。

本イベントは成功。しかし、廉くんの成長はビジネスと異なり、なかなか進みません。

生後5か月のとき、のどに痰が詰まり、入院することになります。

厳しい資金状況での2つ目の起業、度重なる医療費の出費

廉くんの度重なる病気と入院。

そんな中、2014年、小林氏は2つ目の会社Yourwifiを立ち上げます。
旅行者向けに、Wi-Fiのルーターを貸し出すサービスで、インターネットで手続きが完結する、いわゆるECサイトでした。

事業のパートナーが8割出資して残り2割を小林氏が出資する。

この前提で事業は進むはずでした。しかし、

動き出した事業を止めるわけにも行かず、慎和さん側が2000万円ほどを出資した。

さらに、プライベートでも、小林氏は資金繰りに悩まされます。

1泊あたりの入院費は、8万円ほど。2週間入院が続けば、支払いは100万円を超える。

心の支えは”妻”

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。