基軸通貨「ビットコインVSリップル」議論が沸騰

ほとんどの仮想通貨取引所では、仮想通貨ペアの基軸通貨としてビットコイン(BTC)を採用しています。

しかし、胴元リップル社が銀行との提携をどんどん進め、クロスボーダー決済に活用される技術をもつという点から、仮想通貨リップル(XRP)のファンも少なくありません。

そのため、「ビットコインとリップル、どちらが基軸通貨に向いているか」議論がしばしば沸き起こります。

そしてそんな議論をまるで活発化させるかのように、リップルについて新しいニュースが舞い込んできました▼

このニュースを目にした人の中には、こんな期待を口にする人も▼

取引所や金融機関の間にXRP通貨を中継することで、現在のビットコインを凌いだ存在、つまり「リップルの基軸通貨化」の実現性も垣間見えてきます。

リップルを基軸通貨とする取引所やプラットフォームも登場しています▼

ビットコインとリップルの違い

では、ビットコインとリップルはどのように異なるのでしょうか。

ざっくりキーワードをいうと

・ビットコイン:非中央集権的、決済手段、ブロックチェーンベース

・リップル;中央集権的、送金システム、リップル社独自の台帳ベース

です

一覧はこんな感じ▼

非中央集権か、中央集権か

ビットコインには、中央管理者が存在しませんが、リップルにはRipple.incという企業(中央管理者)が存在します。
ビットコインでは、中央管理者が存在しないので、さまざまな意思決定ビットコインを利用する不特定多数の参加者によって行われています。
一方、リップルでは取引の検証や仕様変更などの意思決定が、Ripple Inc主導で行われます。

目的の違い

ビットコインは、銀行や政府などの信頼できる発行元(中央機関)が存在しなくても、通貨の役割を果たすことが可能な決済システム、またはデジタル通貨として開発されました。
一方、リップルは、銀行などの金融機関と提携し、既存の海外送金を『手数料が少なく、素早い送金を実現する』ために開発された、送金システムのこと

構造の違い

構造上の違いは、ビットコインでは、ブロックチェ―ンという台帳に取引データを管理していますが、リップルではXRP Ledgerという台帳で管理しています。
ブロックチェーンでは不特定多数の参加者に、取引をブロックチェーンに追加する権利がなければなりません。
リップルでは特定のValidatorが取引承認を行うので、不特定多数の参加者が取引を追加する権限は持ちません。
ですから、リップルの分散型台帳『XRP Ledger』はブロックチェーンではないのです。

コンセンサスアルゴリズムの違い

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 9554 view

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。