コダックのマイニングレンタルビジネスは「詐欺」だとのウワサ

仮想通貨界隈で詐欺、と聞くと「草コイン」「ICO」あたりを想像するのが多いのではないでしょうか。
(あとはパンプアンドダンプとか)

しかし、どうやらそういった「利ザヤ稼ぎ」だけではなく、マイニングビジネスにも詐欺がある模様です。

スポットライトUSA社が計画していたコダックブランドの仮想通貨マイニング機レンタル事業は、開始前に米国証券取引委員会(SEC)により差し止められ、計画倒れに終わった。

しかし、この「コダックブランド」と言うもの自体が詐欺だったようで、コダック社の関係者は次のように本マイニング機との関係を否定しています▼

コダック側は、同社はスポットライトUSAのマイニング機をライセンシングしたことはないと主張している
コダックは同事業を公式に承認したことはなく、KashMinerをコダックがライセンスしたことも、マイニング機も本社に設置したこともない

老舗カメラメーカーの名前を騙れば信頼されてお金が集まる、、、と考えたか同課は不明です。
ただ、不自然なほど景気のいいプロパガンダをしていたことも事実です。

今年1月の発表時、スポットライトUSA社は次のような文句を並べていました▼

前払金として3400ドルを顧客から受け取り、マイニングで得たビットコインの一部を顧客に還元

このスキームそのものが、仮想通貨の有識者からは批判されていました。
曰く、

「ビットコインマイニングの難易度調整をしていない」
「ビットコインマイニング自体が採算性を取るのが非常に難しくなっているのに安定的に375ドルの利益を出すのは不可能」
「このプロパガンダ事態、過大広告だ」

さらに、▼

1月には、近場の工場から安い電気を利用するため、コダック社の本社にマイニング機を数百台規模で設置する

ただ、このレンタルスキームは米SECからの承認が得られず、断念する破目になりました。

結果、現在、スポットライトUSAのCEOは、アイスランドで私的にマイニングを行っているのだとか。

マイニング投資ビジネスも詐欺だらけ

これ以外にもマイニングビジネスでは詐欺がいろいろあるようです。
マイニングファーム、マイニングプール、マイニングマシーン、クラウドマイニング、、、

このマイニングに投資してくれれば投資額の●%を確実に配当します!などというものもあるようですが、現実のマイニングはそれほど順調ではありません。

ブームを迎える2017年より前なら、ビットコインやイーサリアムなどでもマイニングをして元が取れたかもしれません。
しかし、今は認知度が以前よりかなり高くなり、マイナーとしての参加者も増えたため、面積・電力などのコスト負担ができうるだけの資本力がなければ相当難しいと思っていいでしょう。

GMOだって北欧でマイニングビジネスを行っているくらいです。

また、マイニングもリスクがあり、その認知度の高まりなどで採算が合わなくなることも。そのため、「確実に毎月●%還元」という文句には注意を払ったほうがよさそうです。

なお、あるサイトによれば、マイニングが詐欺かどうかを見極めるポイントは次にあるとのこと▼

1)パブリックなマイニングプールアドレスが無い/ユーザーがマイニングプールを選べない
それらを隠したり選択できなくする理由はありません。



2)ASIC(マイニング機材)ベンダーからの推薦(署名)が無い
ベンダーはタダで宣伝ができるので喜んでそれを提供します。



3)機材やセンターの写真がない
写真が偽装されている可能性もあります。もし写真が掲載されていても、この項目だけでは信頼するには不十分です。



4)ハッシュレートの購入に上限を設けていない
通常、マイニング機材の注文、到着、配備には長い時間を要します。ASICベンダー自身が運営しているのでもない限り、無制限にハッシュレートを購入できるのは怪しいです。



5)アフィリエイトプログラムやSNSキャンペーン
紹介報酬が高い、特に10%なんていうプログラムは完全に赤字です。マイニングは本当に薄利なのです。現実的に考えて10%なんて報酬は払えるはずがありません。



6)運営が匿名
運営側がwhoisguardに隠れている(サイト所有者情報を隠している)場合は怪しいです。特にクラウドマイニングの場合、彼らは明らかに偽のIDや証明書を提示しています。彼らに決して個人情報を提供しないで下さい。



7出口戦略なし
あなたのポジションを売却することができなければ、あなたはお金を得ることができません。それはポンジスキームの理想的なケースであり、それは長い間実行することができます。



8)利益保証付き
もし元金+30%保証なんていうところがあれば、他の全ての基準を無視してもそのサイトが完全に詐欺だと分かります。マイニングの利益や、ネットワークの進化、為替レートは誰にも予想できません。どういうわけか30%の利益が出ることを確信できていたら、彼らはあなたのお金を必要としないでしょう。

他の詐欺とも共通する点が見受けられますが、、、

先述したKodakマイニングレンタルのスキームもおおよそこのいくつかの点に当てはまっているものと思われます。

せっかくの儲けのチャンス!と思われるかもしれませんが、欲に駆られると虎の子の財産を失いかねません。

一旦冷静になり、上記条件などと照らし合わせたり、あるいはそのビジネスの名前で検索するなりしてキチンと確認してから対応を決めるとよさそうです。

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鈴木まゆ子 / 8683 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。