ウォズニアック「ビットコインこそ純粋なデジタルゴールドだ」

仮想通貨とブロックチェーンの熱心な支持者であり、アップルの創業者であるSteve Wozniak氏が先日、仮想通貨について「ビットコインこそが純粋なデジタルゴールドだ」という発言を行いました。

この発言は、TwitterCEOのジャック・ドーシー氏の発言、

「ビットコインが世界の単一通貨になる」

に”買い取る”という表現をもって同意したものです。

ドーシーCEOは2028年までにビットコインが国際通貨になると信じていますが、ウォズニアック氏は「そうは信じていないけど、そうあってほしい」とコメント。

ウォズニアック氏は自身で「僕は投資家ではない、ただ惹かれるだけ」としています。

なぜ、Wozniak氏がビットコインに純粋さを認めるか?
それは彼が”エンジニア”であるがゆえの「美しさ」があるからかもしれません▼

数学者とエンジニアとしてのバックグラウンドを持つウォズニアック氏にとっては、数学とコンピュータ・サイエンスによって、供給量が決められているビットコインの方が理解しやすい
ビットコインは数学によって条件付けられているがゆえに純粋であり、(本質的には)人間や企業がコントロールしていない点が重要なのだ
Wozniak氏はその動きを自然に例えて「ただ成長し続け、そして生き残っていく」ところに魅力を感じた、と述べています

ウォズニアック氏は保有していた仮想通貨の大半を売却。
現在保有するのは1BTCと2ETHのみ。

「実験するにはこれだけでいい」としています。

ウォズニアック氏のこれまでの「仮想通貨発言」まとめ

Wozniakは名実ともにApple創業者

Wozniakは名実ともにApple創業者

天才的なエンジニアであるWozniak。
彼がいなければ今のAppleはなかったといえます。
実のところ、Steve Jobsは「プレゼンテーターではあるけれどエンジニアではなく」(「これは僕が考えた」といいつつパクリも多い)、口下手ではあるけれどIQ200のWozniakがほとんど実質的なAppleの中身を作りました。

そんな彼が新しいテクノロジーであるブロックチェーン、そして仮想通貨に惹かれるのは極めて自然なこと。

2017年頃から仮想通貨関連、特にビットコインとイーサリアムに関するコメントが多くなっています。

2017年10月「ビットコインは金やドルより優れている」

2017年7月に「実験のため」ビットコインを購入したWozniak。
当時1BTC700ドルくらいの金額でした。

ビットコインが優れている点として、供給量が21千万コインに制限されていること
供給量の絶対数が決まっていることで、通貨の価値の安定に繋がる。一方、政府が発行する通貨にはその安定性がない

これに加え、金も同様に供給量が決まっておらず、ゆえに不安定であるとしています。以前は「金は地球上に決まった量しかなく、掘ればそのうち枯渇する」とされていましたが、最近は採掘技術の向上により採掘量が増加。依然の見通しが現在に通用しなくなってきているのです。

2018年1月「ビットコイン価格の変動は人生の幸福を奪う」

数学的な美しさや供給量の制限により、Wozniakを魅了したビットコイン。
ただその一方、欠点もあります。

認知度の上昇、有用性や将来性が認められたことにより、購入者が一気に増大。
仮想通貨市場は、投資がもはや「投機」となるほど、価格が激しく変動する市場になりました。


もともと金銭に執着がなく、今ある楽しみに夢中になるタイプであるWozniakもさすがにボラティリティの激しさには巻き込まれた模様で、▼

Appleの共同創業者、スティーブ・ウォズニアック氏は不安定な値動きが理由で神経をすり減らすことに疲れ、全てのビットコインを売却した。
相場があまりに高くなった時に私は、ビットコインを注視して数字だけに胸を騒がせるような人たちの1人にはなりたくないと言ったんです
彼にとって幸せとは不安の原因を持たないこと

自分の幸せの在り方がなにか、どこにあるか____これをわかっているからこそ、価格が今いくらかに左右されず、ビットコイン売却に踏み切れたのでしょう。

そして現在、彼はわずかな(といっても価格は低くありませんが)仮想通貨しか持っていません。

また、このコメントに伴い「仮想通貨はテクノロジーとしてはすばらしいけど、価格変動が狂乱的であるため、決済手段として活用するのは難しい」とコメント。仮想通貨そのもののありようを見直す様子がうかがえました。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 4919 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。