「仮想通貨なんか大嫌い」ビル・ゲイツが仮想通貨「取引」批判

仮想通貨についての批判をする著名人は少なくありません。
W・バフェット氏やノーベル賞受賞したさまざまな経済学者、そしてマイクロソフトを創業したビル・ゲイツ氏です。

「仮想通貨は危険」意見を今でも固く保持しているゲイツ氏が先日、仮想通貨投資の儲けの仕組みについて独自理論を展開しました▼

資産クラスとしてビットコインは何も生み出さないので、その価値が上がることを期待すべきではない。ビットコインへの投資は生粋の“大馬鹿理論”によるものだ
ビットコインは愚かな投資先で、私だったらショート(売り注文)するだろう

ゲイツ氏による「もっと大馬鹿理論」とは

何かの値段が理由もなく高騰している際に、「今のうちに買っておけば、値上がりした際に(さんざん値上がりしてから買う)馬鹿な奴に売りつけて儲けることが出来る」という人間の馬鹿げた行動を表したもの
“Greater Fool”とは「自分よりももっと馬鹿な人」という意味で、無理やり日本語訳すれば「もっと馬鹿理論」になります

この行為は「価格はいずれ下落するけど、上昇している間はできるだけ安値で買って、高値で売りつければいい」「人間は『なぜ上がっているのか』を気にするより『意味は分からないけど儲かるならやっちゃえ』」という理屈でなりたっています。

そして上がり続ける価格というのはこの世にはありません。つまり「いずれ確実に下がり」ます。

ゲイツ氏がイメージしているのは、おそらくそのことであり、売りから入って暴落したら買いに回り利ザヤを稼ぐことを指しているかと思われます。

これまでのビル・ゲイツの発言まとめ

ゲイツ氏はこれまで仮想通貨については批判を繰り返しています。

ただ、ITの先駆者として発した一言が現実化していること、その現実をよくよく突き詰めると「仮想通貨だけを度外視」することに、違和感をおぼえざるを得ません。

2018年2月「仮想通貨は死に関わるほど危険」

仮想通貨の大きな特徴はその匿名性が多くのリスクを生み出すことだ
仮想通貨はマネーロンダリング、脱税、テロリストの資金調達に使用されている
この種の犯罪行為の匿名性が犯罪者の逮捕を困難にしている
現在、仮想通貨は麻薬の購入に使われており、文字通りの意味で死にかかわるほど危険なテクノロジーとなっている
私は、ICOや仮想通貨に関する投機的なブームは、非常にリスキーだと考えています。

1994年「銀行はなくなる」

「銀行機能は必要だが、今ある銀行は必要なくなる」

この発言は、1994年当時、とあるベンチャー企業への出資を決めた際に発言したと言われています。
銀行が大手をふるっていた当時、一笑に付されていましたが、これが現実のものとなりつつあります▼

ゲイツ発言と現実の現象が矛盾

ゲイツ発言と現実の現象が矛盾

さて、ここで気になるのが「銀行はなくなる」と「仮想通貨は資産としての価値がない」の整合性です。

1994年当時、ゲイツの視点には確実に「仮想通貨」というものがありませんでした。
彼なりにITと金融の相性のよさを見抜き、さまざまなリテール業務がITにとってかわられることを予測したものと見られます。


では、今後のフィンテックは「仮想通貨を抜きに」語られるのでしょうか?
現実の動きをみると、どうもそうではなさそうに思えます▼

昨年「仮想通貨は詐欺だ」発言をしていたJPモルガンも、今ではその価値を認め、「仮想通貨はハイリスク」にとどめています。
つまり、ボラティリティなどさまざまな課題はありつつも、仮想通貨は今後の社会経済において必要なものだと認識しているわけです。

一部有識者からは批判も

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 10259 view

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鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


仮想通貨は現時点(2017年)では投資(というより投機)の手段として着目されています。
しかし、その基礎技術であるブロックチェーンを含め、今後AIとともに、人間の未来をより効率的に、かつ安心できる社会にしていく可能性のあるものではないかと思っています。

個人だけでなく、国としても注目のアイテムなのが仮想通貨です。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問についてお伝えしたいなと考えています。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。