CFTC主席「規制より前に仮想通貨市場に自由にやらせたほうがいい」|公聴会で仮想通貨規制に言及「アメリカは遅れている」とも | 仮想通貨まとめ

今話題になっている仮想通貨ETFを含め、アメリカでは仮想通貨やブロックチェーンに関する規制に関する議論がいまだに熟す気配を見せません。

そんな中、25日、米議会下院の農業委員会が開いた公聴会にて、米商品先物取引委員会(CFTC)のジャンカルロ主席が、現行の仮想通貨とブロックチェーンに関する規制についてのアメリカのスタンスについて「もっと自由にやらせるべきだ」と発言しました。

「米連邦政府は仮想通貨市場の成熟を待って介入すべき」CFTC委員長が議会で発言 - YouTube

出典:YouTube

「現物市場の規制はCFTCの仕事ではない」

まず、現物市場の規制について。

共和党のアルマ・アダムス議員の質問▼

「仮想通貨市場においてサイバー攻撃や詐欺から消費者を守るために米議会はCFTCの管轄権を拡大するべきだと思うか

これに対し、ジャンカルロ主席は「現物取引はCFTCが規制すべきものではない」として、次のようにコメントしています。

歴史的にCFTCは現物市場やスポット市場ではなく、デリバティブ市場を規制対象にしてきた。
現物市場においては、CFTCの従来の役割ではなく、権限の拡大を提唱するのことも我々のやるべきことではない。インターネットがデビューした当時と同じように、若い芽を摘まないことが重要だ。

「今の当局のありようはイノベーションを阻害する」

さらに、ブロックチェーンのフレームワークづくりに言及。

CFTCは適切な予算なしにブロックチェーンのフレームワークを作ることは無理だとしたうえで、規制当局のありようが仮想通貨を含めたブロックチェーン技術の進展を阻害しているとして、アメリカの当局の在り方を次のように批判しました。

我々は遅れをとっている。直近では、英中央銀行がブロックチェーン対応の決済システムを発表したが、我々は4年程遅れている現状だと考えている。
CFTCは、ブロックチェーンを理解し、テストしてから国会へ臨まざるを得ない。そもそも国会が業界有識者を招待し、教育してもらうこと自体が間違っている。提携と協力こそが歩むべき道だ。

そして、インターネットの発展を例にとり、次のように提案しています▼

1990年代、民主党政権と共和党議会が歩調を合わせてインターネットの発展を阻害しない方法を取った
もちろん仮想通貨市場の動きに注意を払わなければならない。ただ規制を始める前に少し自由にやらせた方が良い

今後について「CFTCにはチャレンジがあるだけだ」

さらに、今後のCFTCの在り方について、▼

SNSで規制局は、仮想通貨市場の規制のやり方で大混乱を招く原因となっている、との噂が流れているが、我々としては、この躍進的に進化している新興アセットクラスに対応できないわけではない

Twitter上の反応は

ジャンカルロ主席の一連の発言について、日本のTwitterでは次のような反応がありました。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。