韓国人が仮想通貨にハマる3つの理由|失業率、高学歴社会、IT先進国…これ以外に”歴史的な背景”の影響の可能性も | 仮想通貨まとめ

仮想通貨にハマる韓国人は多数

2017年、仮想通貨が世界的なブームを迎えました。
その中心にいたのが韓国勢だといわれています。
2017年末において取引の3分の1は韓国勢によって行われていたのだとか。

昨年秋には中国に引き続き韓国でもICOが全面禁止。
そして年明け、韓国政府による「仮想通貨禁止」の検討の報道が流れると、韓国国民は20万人分の署名を集めて抗議行動を行いました▼

そして、今年6月、仮想通貨価格が軒並み低迷している中でも、韓国人投資家の42%前後が「保有する」意志を見せているとのこと▼

なぜここまで韓国人は仮想通貨に”ハマる”のか?

これについて分析した記事が、メディアサイトINVESTOPEDIAに掲載されています。

韓国がハマる理由1:韓国国内の不安定な経済状況

韓国では若者の失業率の高さが深刻な問題となっており、昨年の失業率は9.8%まで上昇。
さらに、階層的な社会構造や生活費の高騰などの問題も悪化の一途をたどっている

韓国で問題になっているのは失業率だけではありません。

韓国は、日本以上の超学歴社会。
日本でいうと、「東大か京大を出なかったら大企業への就職はできない」といわれるほどです。

そのために、子供の頃から競争を強いられるのですが、これがものすごいストレスになっていますし、勉強を死ぬほどがんばったところで超優秀な学校に行けるわけでもないのが現実です。

そして失業率の高さ。

「がんばること」への絶望感を持った人は、必然と次のようにならざるをえません▼

「このような状況にさらされている韓国の若者にとって仮想通貨投資は一攫千金の利を得るまたとない機会のように見える」

それだけではなく、競争社会は「自己肯定感」を下げます。
「常に誰かに勝っていない自分には価値がない」という感覚を埋め込まれるからです。

そのため、▼

「仮想通貨に投資することが教育水準の高い集団の中でも『自分は人とは違う』と区別するための手段になっている」

韓国がハマる理由2:最新技術に精通

韓国はマイクロペイメント(少額の電子決済)などの最新技術を早期に導入した国
社会ネットワークからビデオゲームまで多岐にわたるサービスや商品に技術を応用することにも長けている

韓国はITの導入が早く、1998年に就任した金大中大統領が、国の政策の軸にIT産業推進を据えていました。

そのため、アジアの他の諸国よりもデジタル文化に対するなじみが早く、抵抗感がありません。

新しい技術である仮想通貨へのなじみが速いのもその一面があるからかもしれません。

さらに、この”抵抗感のなさ”を環境がバックアップしています▼

 韓国のインターネットの速度は世界一とも言われ、モバイル決済システムを促進する環境が整っている

韓国がハマる理由3:政情不安

韓国の隣国である北朝鮮では核開発を巡る問題で政治的緊張が高まっている。

政情不安は国への不安となります。
もしかしたら法定通貨はあてにならなくなるかもしれません。

この危機感が”非中央集権的な”仮想通貨への投資の動機になっている可能性は否定できません。

▼アメリカとの緊張が高まるイランでは仮想通貨が資産フライトに使われている側面も▼

歴史的な背景の影響の可能性も

歴史的な背景の影響の可能性も

これ以外に、筆者が感じるところでは、歴史的な背景が影響しているのではないかと思います。

韓国の歴史は、それ単独で独立独歩してきた時期がほとんどなく、常に中国の”属国”としてのものでした。
思想や文化は中国に由来するものであり、朝貢冊封関係を続け、元号も中国の元号を使い、漢姓漢名でした。

日清戦争で日本が清(当時の中国)に勝利し、朝鮮が独立門を立てて初めて”独立”しました。

ただ、長年、属国であったということは支配を受けていたということです。
自分の力だけでイチから何かを生み出すということについて、どこか絶望感を持っている可能性もあります。

韓国は仮想通貨の中でも価格変動の激しいアルトコインに人気が集中しているとも言います。

「一発逆転」が狙えそうなコインを狙うということは、見方を変えると、「コツコツがんばったところでどうせ実を結ばない」という絶望感が根底にあるということを表している可能性もあります。

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鈴木まゆ子 / 4631 view

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。