「segwit2x」という言葉を最近よく見かける・・・

Twitterとかでもよく見かける「segwit2x」ってなんだろう・・・

Twitterとかでもよく見かける「segwit2x」ってなんだろう・・・

ビットコインをはじめとする仮想通貨の話題はtwitterやFacebookなどのSNSで日々議論討論が重ねられています。
そんな中、最近よく見かけるsegwit2x。これ、私、全く分かりません。
わからないことには調べるしかない。
というわけで、今回はこの「segwit2x」についてお伝えしていきます。

segwit2xってなあに?

Segwit2xとは簡単に言えば「Segwit」という機能を実装した後にブロックサイズを現行の1MBから2MBへと変更するものです。
現在1MBのブロックサイズ(帳簿のデータ容量)では取引をさばききれない



「Segwit」により取引データを縮小



1MBでもより多くの取引を収納可能に



1MBから2MBに変更する事で更に多くの取引をさばく事ができる

「んんん?だから何?」
というのがここでの私の感想です。
1MB→2MBがsegwit2xなら、じゃあ元々のsegwitって何なんだ?と疑問になります。

ということでsegwitについても調べてみました↓↓↓

segwitとは

Segwitとは「スケーラビリティ問題」に対する一つの解決方法です。
スケーラビリティ問題とは(簡単にご説明させていただきます)、いくつかあるビットコインの問題点のことで、その中で直近の解決しなくてはならないものにビットコインブロックチェーンのサイズが一般で使われる決済システムより小さい事により起こる不都合の問題というものがあります。
ビットコインの取引量がこのままであればいいのですが、今後流通量が増えることにより取引量が増えてしまうと、サイズが小さすぎて取引の遅延や停止が心配される、という問題です。
そこで、一つの案として

「取引のサイズ圧縮」

が提案されております。



それがSegwitです。
取引サイズを圧縮すればサイズが大きくなったのと同じ意味になる

取引サイズを圧縮すればサイズが大きくなったのと同じ意味になる

2008年の誕生以来、取引量は年々(どころか日に日に?)増加しています。
取引量が多くなればその分情報量も増えます。
となると、既存のブロックでは太刀打ちできなくなるわけです。

「じゃあブロックを大きくすればいいじゃん」
と考えてしまうところですが、問題があります。
1つのブロックを大きくすると他のすべてのブロックも大きくしなくてはなりません。
ということはブロックチェーン全体の見直しが必要になります。
また、この過程でブロック全体が壊れてしまう怖れもあります。

「ならば、取引サイズを圧縮したらどう?扱う取引サイズが小さくなれば相対的にブロックが大きくなったのとおんなじだよね!」

として提案されたのがsegwitなのです。

取引サイズが小さくなるということは、その分手間が減るわけです。
つまり送金手数料は安くなる、送金スピードがアップする、同時にビットコインの価格上昇も期待されていました。

そして実際、8月24日に実装されたのですが、結果どうなったでしょうか。。。?

segwitは誰がやる?もうやった?そしてどうなる?

中心メンバーはビットコインコア開発者と主要マイナー

中心メンバーはビットコインコア開発者と主要マイナー

スケーラビリティに関する重要な問題を取り扱うのはビットコインコア開発者と大規模なマイニングを行う主要マイナーです。
これらは有志のエンジニアたち。

そして実際、今年8月24日にsegwitが実装されました。

ただ、実装された結果、期待ほどのビットコイン価格の上昇はありませんでした。
現在、ビットコインを含めた仮想通貨の価格が、技術よりもどちらかというと、中国ICOの禁止やFPモルガンCEOの発言など、公的な発表によって左右されることが多いのはみなさまご存知のとおりです。




segwit2xしたらもっと便利になるからいいじゃん!…と思いきや、そう単純でもなさそう

ここまででsegwitがどういうものかをざっくり見てきました。
情報量を圧縮したのがsegwit、で、その1MBを2MBにするのがsegwit2です(ざっくり)。

じゃ、便利なんだからどんどんやればいいんじゃね?と思いたいところですが、そうは単純では内容です。

現時点での問題

・まだSegwit2xの実態が出てきていない

「Segwit2x」 といった全体的な計画は発表されておりますが詳細は未確定な部分が多い事が問題視されております。しかもその計画を進めるのが以前ハードフォークを起こしそうになりビットコインに混乱をもたらしたBitcoin Unlimitedのグループも含まれているいう事。
・BIP148というSegwit推進運動が起こっているのにSegwit2xという提案

BIP148というSegwitを実装させようとする動きがあるのにも関わらずそれを阻止するかのような「Segwit2x」という提案がされております。BIP148ではビットコインの分裂が起こりそうだったのでそれを阻止する意図もあると思われます。
・ビットコインコア開発者は同意していない

ビットコインのルールブックを決める役割を果たしてきた「ビットコインコア開発者」はSegwit2xに未だ2017年7月15日現在同意しておりません。あくまでコア開発者が作成するのは「ルールブック」なのでそれに載っていないSegwit2xを作る事は可能です。しかしそうなればビットコインはルールブックビットコインと新たな(Segwit2xなどが実装された)ビットコインの2つに分かれる事になります。
・ニューヨークで行われた協定がビットコインのルールに

Segwit2xに合意をするかどうかの協定が2017年5月にニューヨークで行われました。参加したのは大手マイニンググループ等です。Segwit2xが実際に採用されるとなればビットコインのコンセンサスはここで取られた事になります。これはビットコインがもはや非中央集権ではなくなったことを意味するかもしれません。これによりビットコインの理念が変わり利用者が離れるかもしれません。
ざっくりまとめ

ざっくりまとめ

もっとも影響が大きいのはコア派とSegwit2x派の対立ではないかと思われます。コア派がsegwit2xに積極的でないのは、Segwit2xがハードフォーク(ビットコインの新仕様を採用しそれまでの旧仕様は無視をする方法)を起こしかねないという懸念からです。ハードフォークが起きると、旧仕様と新仕様の互換性がないため、旧仕様が置き去りにされることになります。ざっくり影響をお話すると、この結果、ビットコインがモノによっては使えなかったり、価値が落ちたりします。これが懸念材料です。

「ハードフォークは起きないんじゃないか」という意見も言われていますが、いまだ真実は霧の中というのが現状ではないかと思います。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。