日本は累積債務世界最大の国

日本は累積債務世界最大の国

多くの方がご存知のように、日本は借金大国として知られています。
その借金の多くは国債によるもの。
つまり、税収では足らず、日本国民の預貯金から借金をしている状態です。

国内での循環であるため、かろうじて何とかなっている状態なのですが、
何らかに危機により預金封鎖が行なわれたり
外債の割合が増えていったりすれば
あっという間に財政破たんしかねません。

一般会計における歳出・歳入の状況

一般会計における歳出・歳入の状況

一般会計歳出は一般会計税収の2倍近くになっています。

国債残高の累増

国債残高の累増

国債残高の累積838兆円。
平成28年度の一般会計税収の55年分に相当します。

国債残高の増加要因

国債残高の増加要因

普通国債残高は、平成2年から28年にかけて一気に664兆円増加しています。
主な理由は社会保障費の増加です。

国及び地方の長期債務残高

国及び地方の長期債務残高

問題なのは国債だけではありません。
地方債も長期債務として残っています。
国債:地方債=8:2の割合です。
平成28年度末、トータルの債務残高は1041兆円になる模様です。

参考リンク:国の借金の現状

参考リンク:預金封鎖の懸念

他国と比較すると?

2015年世界の政府債務残高

2015年世界の政府債務残高

日本が圧倒的に累積債務ワースト1です。

他、ギリシャ、レバノン、イタリア、ポルトガルなどが続きます。

ギリシャが破たんしたのに日本が破たんしなかったのは、
自国通貨であるかどうかの違いです。
日本は借金は円建てですが、ギリシャはユーロ建。
ユーロは、ユーロ加盟国の同意がなければ発行することができません。

また、国債の発行金利もギリシャは15%前後であるのに対し、日本は10年国債でも年率0.5%です。

日本の信用力が、累積債務世界一でも破綻を防いでいるといえます。

各国政府の債務残高

各国政府の債務残高

先進国を交えた比較をしてみても、やはり日本の債務残高はトップです。
先進国の仲間入りをしつつある中国、そして経済成長著しいブラジルは債務残高が比較的少ない状態です。

ブロックチェーンを活用する諸外国

「ブロックチェーンは行政の効率化やコストダウンに有効」。
これは本サイトにおいても常々語られてきました。

そして、財政赤字に悩む諸外国も、赤字を圧縮すべく、すでにブロックチェーンを活用しています。

債務残高2位のギリシャでは

ブロックチェーン技術そのものは汎用的なものです。ギリシャ、ホンジュラスでは土地所有の登記簿に利用が検討されています。
ブロックチェーンは金のやり取りのために考え出されたシステムではあるが、安全性・分散性・透明性といった特徴から、ほかの数多くの業界でも注目を集めてきた。ギリシャやエストニアといった国の政府も、役所の仕事を高速化し、不正を防止するのにブロックチェーンを活用できるかもしれないと考えている。

債務残高5位のポルトガルでは

2014年10月にポルトガルの首都リスボンにおいて製造業者「Bitcoin Já」が新たなビットコインATMを製造しました。Bitcoin JáはビットコインATMの業界においては設立されたばかりの企業(2013年設立)になります。

債務残高11位のアメリカでは

デラウェア州の知事であるジャック・マーケル氏は、今年5月に行われた Consensus2016 のイベントで2つのブロックチェーンイニシアティブに取り組むことを発表した。1つは州の公文書の記録をオーブンな分散型台帳に移行させること、2つ目はデラウェア州で法人化された非上場企業は株式と株主権をブロックチェーンで管理できるようにするというものだ。マーケル氏はデラウェア州は「ブロックチェーンビジネスにオープンである」と宣言している。

ちなみに、デラウェア州はアメリカ合衆国内の「タックスヘイブン」としても知られています。

債務残高15位のシンガポールでは

貿易金融のおける不正リスクへの対応だ。

2年前に起きた中国・青島港での不正で約2億ドルの損失を計上したスタンダード・チャータードの事件を受けて、ブロックチェーンを使った電子インボイス(送り状)の開発が行われている。

シンガポールの政府は同都市の銀行とインボイス複製詐欺を防止するためのシステムを開発し、ブロックチェーンを使って各インボイスに個別の暗号学的ハッシュ(指紋のように識別できるもの)が付けられるようにした。

銀行は生のデータではなく、特有のキーを共有しており、もしも他の銀行が同じ内容のインボイスを登録しようとすると、システムから警告がくる仕組みになっている。

ここでおさらい|ブロックチェーンの有用性3つ

ブロックチェーンの3つの強みは国の債務問題解決にうってつけ

ブロックチェーンの3つの強みは国の債務問題解決にうってつけ

今さらですが、ここでおさらいです。
ブロックチェーンには以下の3つの特徴があります。
いずれも、個人情報の流出を防ぎ、安定的で信用される公的サービスを提供し、同時に無駄なコストを省く責務を担う政府や行政のサービスには欠かせないものです。

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鈴木まゆ子 / 3196 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター・心理セラピスト。


仮想通貨は現時点(2017年)では投資(というより投機)の手段として着目されています。
しかし、その基礎技術であるブロックチェーンを含め、今後AIとともに、人間の未来をより効率的に、かつ安心できる社会にしていく可能性のあるものではないかと思っています。

個人だけでなく、国としても注目のアイテムなのが仮想通貨です。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問についてお伝えしたいなと考えています。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。