14日出そろった主要5グループの2016年度上期(4~9月期)連結決算は3メガバンクが最終減益になる一方、

3メガバンク、三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行は、減益になると報告されていますね。減益とは、一般的には、そのままの意味で「利益が減る」ことをいいます。企業で例えると、前期の決算期間と比べて、今回は儲けが減るということを意味します。だいたいが、税引後の利益が減ることを指しています。ニュアンスが少し違いますが、3メガバンクは簡単に言えば、前期よりも〝儲けが少なくなった”ということです。

りそなホールディングスと三井住友トラスト・ホールディングスは増益を確保。
期初計画は5社すべてが10~40%程度上回った。だが、粘り腰の決算は与信費用の低位安定という特殊事情が大きく、そこには銀行の構造改革意欲の低下という副作用も潜む。

期間計画の初めは、ある程度上回った結果を残しています。しかし、

分かりにくい、遠回りの言い方をするのは専門分野のおきまりともいえます。
法律も政治も同じように、この回りくどい理解しにくい表現方法。

今回、日本経済新聞で紹介されている記事の中から
キーワードとなる「与信費用」「経費増」を要約してご紹介します。

すでに、みずほの社長が発言している今回の状況には
「ブロックチェーンを使った業務運営に……」とも。

3メガバンク含む5グループの成績表「与信費用」が左右

「景気の安定と企業の体力強化で貸倒引当金の新規発生が少なく、戻り益が発生している」

「景気の安定」にはいくつか投げかける反論もありますが、「企業の体力強化」という点では日本企業が頑張っていると応援したところです。ただし、すでの長い冬で、もちこたえられなかった企業はすでに倒産しつくしたとも言われています。

「貸倒引当金」とはご存じの方は読み飛ばしてくださいね。

「貸倒引当金」とはご存じの方は読み飛ばしてくださいね。

貸倒引当金(かしだおれひきあてきん)とは、少々長くなりますが…。
売上となりながら、
まだ入金には及んでいないお金(売掛金)や、
貸したお金(貸付金)等の、
債権といわれるお金があります。
この債権が、今後入金にならない&返してもらえないと思われる場合に、
これらの「回収できない見込額」を見積り計上しておくものです。

りそなの社長は、今回のことを▼▼▼説明しています。

〝与信費用”の改善を織り込んだ結果、
銀行本業部分の儲けを示す「実質業務純益」は
初計画や予測よりも低い数値に設定し直しました。
しかし、最終の儲け(利益)は、計画よりも良くなる
不思議な現象を生んだといいます。

      参考資料:日本経済新聞(会員は全文参照可能)
      http://www.nikkei.com/article/DGXMZO09537250V11C16A1000000/

「与信費用」ご存知の方は、読み飛ばしてくださいね。

「与信費用」ご存知の方は、読み飛ばしてくださいね。

与信費用とは、銀行で使うのは貸倒引当金繰入や貸倒損失などです。

与信とは、言葉の通りに信用を与えるとの意味です。
例えば、よく聞くクレジットカードの与信は、
カードに申し込みをすると、カード会社が申込者を審査しますね。
申し込み人に「いくらまで」お金を貸すことができるのかを示します。
一般企業であれば、与信行為にかかる諸費用として、
事務管理経費、管理経費、またシステムやデータ維持などにもかかります。

よく、なぜ「私は与信を通らなかったのか?カード申し込みダメだったのか?」
と言われるのは、こうした与信する機関で一定の条件を見て、
審査をしています。必ずしも年収などだけではないようです。
その内容は開示されませんし、聞いても教えてくれないのが、一般的です。

与信費用の底上げは、りそなだけではなく、
他の大手銀行も「与信費用」は底上げのひとつとなっているようです。

与信費用が増えたとされる
三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループも
計画よりは数百億円規模で費用計上が少なく済んだと伝えられています。

      参考資料:日本経済新聞(会員は全文参照可能)
      http://www.nikkei.com/article/DGXMZO09537250V11C16A1000000/

もっとも、与信費用の低位安定は銀行のリスク回避姿勢と裏腹の関係にもある。

10月に公表した金融庁の金融行政方針の中を見るとこれからが微妙だといいます。

現在行ってる融資は、担保や保証に頼った評価を出しています。
しかし、今後は企業の将来性をみて貸し出しを増やすようにと
考えを明確にしています。与信費用への影響も考えられます。

また、米大統領選でドナルド・トランプ氏の勝利で、
海外情勢も揺れています。

状況からは、現在の〝少ない与信費用”は
いつまでも続くとは思えない環境です。

関連するまとめ

みずほ仮想通貨の世界にまた一歩!|日本IBMと6月から決済検証へ

大手銀行がまたもう一行動きましたね。みずほフィナンシャルグループと日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は、ビッ…

仮想通貨まとめ編集部の志水 / 5186 view

生活するだけでビットコインが貯まる?!電気代はビットコインで払おう!

電気代がビットコインで支払いできるようになると、あちこちのメディアが取り上げていますね。 ビットコインは、着…

Rie Yamauchi / 1424 view

仮想通貨法案に「抜け穴」があった|専門家も唸る仮想通貨の“法制度”不備

仮想通貨の法案が春に施行される予定ですが、その前に……目前に控え、法の「抜け穴」が指摘されています。専門家が…

仮想通貨まとめ編集部の志水 / 5955 view

仮想通貨まとめ編集部の志水

税理士事務所兼、マネージメント・財務・
会計・経営・人財コンサル業に
20年近く勤務してきました。

投資も含め、仮想通貨によく似たコインや
権利収入などの相談も受けてきました。

数字は過去を知り、
未来を想像する材料になります。

有益な情報を共有できる
言葉の情報発信を目指しています。

仮想通貨勉強会 東京では
たまに、そっと座っております。
これから知りたい方も、
通貨のコアなファンの方も
ぜひ参加してみてくださいね。


仮想通貨入門講座はこちらから
  ▽【無料】ですよ▽