中国はビットコインマーケットのパイオニアとして君臨し続けてきた。特に中国の金融政策は、仮想通貨に投資する上で一つの重要な指標となってきた。
90%以上の取引は中国の取引所で行われ、約70%のマイニングが中国関連の企業によって行われている。
中国の人民元とビットコインには反比例の関係にあり、人民元の価値が下がると投資家は資産をビットコインに移し、価値を上げてきた経緯がある。実際に、中国の動向のひとつひとつがビットコインの価格に大きな影響をもたらしているのだ。

中国政府が新たな金融政策 銀行の不良債権急増

英国EU離脱で市場が混乱中のタイミングですが、
中国の新たな金融政策の目的は、
中国の銀行の不良債権が急激に増加しているためです。

不良債権は、金融機関が個人や企業に
利子を付けて返してもらう貸金が
約束通り返してもらえなくなってしまった貸出金。
増えることにより銀行の経営が圧迫されることの他にも
経済側面からも厳しい状況となります。

中国政府が銀行の金利規制を復活させた。業界の自主規制の形を取りながら、まず北京で貸出金利の下限、預金金利の上限を設定した。

今回の発表は、中国が銀行金利の自由化を試みていましたが、いったん凍結し銀行の金利規制を復活させました。

一年以内の貸し付けには4.35%を下限とし、預金金利の上限は1.5%とした。貸し出し下限には銀行同士の金利値下げ競争に歯止めをかけ、預金金利の上限は銀行の利益を増やす狙いがある。

銀行の収益力強化を狙い不良債権処理から優先していきます。現在の発表では、法人向けを主な対象とするとされています。

銀行が抱えている不良債権は
2016年3月末で1兆3921億元(約22兆円)にも達しています。
この数字は、前年の3月に比べて4割以上も増加しているようです。
また、不良債権の予備軍は上記に
含まれない枠で3兆2000億元にものぼっています。

日本経済新聞(会員は全文読めます)から抜粋
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM23H71_T20C16A6MM8000/

銀行金利の自由化目的「第一歩から中断」

中国は人民元の国際通貨化を目指しており、金利の自由化はその第一歩であった。
貸し出し金利の下限を2013年の7月に、預貯金金利を2015年の10月にそれぞれ撤廃しており今回の決定は人民元の国際通貨化を後退させるものといえるだろう。

ビットコインマーケット活発化

上海証券取引所の価格が155%上がった2015年、ビットコインのマーケットは下げのトレンドに見舞われた。しかし上海証券取引所がトーンダウンするとビットコインマーケットは活発化した。このように、中国経済ともビットコインは密に関係している。
現在、中国経済は減退しており、輸出を増やすためいつ人民元のさらなる切り下げを行ってもおかしくない状況にあり、ビットコインユーザーは中国の動きを注視すべきだろう。また、中国人民元は日本の円やアメリカのドルと違いその価値はマーケットベースで変動せず中国政府の権限で変動させられる事から、中国の切り札である事にも注目していただきたい。

資産の分散化をする動きがよくわかるのは、
今回のイギリスがEU離脱結果でも見てわかります。
EU離脱の投票結果発表後、中国のBitcoin取引所(Huobi)では、
ビットコイン/人民元の価格→15.34%上昇、
ビットコイン/米ドルの価格→16.43%上昇したといいます。

以前取り上げた記事の中と重複しますが、
中国の取引所ではビットコインは
リスク回避するための資産のひとつとして
購入しているユーザー層がいることもわかっています。

英国のEU離脱決定後も揺れている市場に
中国の銀行金利規制もプラスされている状況です。
動揺から安定しない市場が続くことが考えられますが、
どんな上場であっても
自分たちの生活するための資産は守らなければなりません。

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仮想通貨まとめ編集部の志水

税理士事務所兼、マネージメント・財務・
会計・経営・人財コンサル業に
20年近く勤務してきました。

投資も含め、仮想通貨によく似たコインや
権利収入などの相談も受けてきました。

数字は過去を知り、
未来を想像する材料になります。

有益な情報を共有できる
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