バンク・オブ・カナダ(中央銀行)を含むカナダの大手銀行5社が、ブロックチェーン・コンソーシアムR3の技術を利用した仮想通貨「Cad-Coin」を試験開発中だ。

カナダ主要銀行「Bank of Montreal」「Canadian Imperial Bank of Commerce (CIBC)」「RBC」「Toronto-Dominion Bank、Scotiabank」が参加

※R3世界の50以上の大手金融機関が参加しているNY本部のコンソーシアムが開発した知的財産を利用

見せられた実例初公開「送金デモンストレーション」

カルガリーで開催された「ペイメンツ・パノラマ・カンファレンス」では開発の概要報告の一部ととして、実際に分散型台帳プラットフォーム「Jasper」を利用し、Cad-Coinを通してカナダ中央銀行の特殊口座から送金するデモンストレーションが行われた。
中央銀行の口座から引き出された現金をCad-Coinに転換し、送金先の銀行口座に送信。
Cad-Coinプラットフォームが認証後、デジタル通貨を換金し受取側の口座に現金として振り込まれるという仕組みだ。換金後、Cad-Coinは中央銀行のシステムによって破棄される。
開発には決済機関カナディアン・ペイメント・アソシエーションも協力している。

金融機関が注目する「ブロックチェーン」

ブロックチェーンは記録の「ブロック」を継続的に管理し、認証する電子台帳であり、金融機関は大きな注目を集めているこの技術の活用に熱意を示している。ブロックチェーンはコンピューターのサーバー上で共有され、改ざんを防ぐために暗号化されている。

プロジェクト推進派 VS 懐疑派

このプロジェクトの推進者は、ブロックチェーンは金融システムを、遅延対応や保険の必要性などから発生する何十億ドルものコストから解き放つものだと強調する。
一方、懐疑派は、この技術は決済など既存の市場運営の改善には十分でなく、法定紙幣が(ブロックチェーンの)台帳で発行できなければそれはかなわないだろうと論じる。
カナダ中銀は政府が保証する法定通貨をブロックチェーンに取り込む方法を研究している。ブロックチェーンとは、仮想通貨「ビットコイン」を支えるデジタル台帳だ。全面的に導入されれば、この新技術は非常に大きな進歩を遂げることになる。

実験を重ね、より確実性の割合を上げていくことが実証になります。
非公開式であっても、実際のデモンストレーションを見ることができるというのは、
より信憑性と次への期待が高まります。

目的は「銀行間取引決済システムを構築」

Cad-Coinの開発は銀行間仲介決済システムの概念実証の一環であり、現時点では民間向けデジタル通貨の発行は検討していない意向を、カナダ中央銀行は明確にしている。
デジタル通貨の発行よりもブロックチェーン技術についての理解を深める方が先決で、「実用的な利用は概念実証を重ね、有益性とリスクを慎重に検討したうえで決定する」という意向をカナダ中央銀行は示している。

カナダ中銀の目的は概念実証のための実験であり、銀行間決済システムに限定。
また、銀行のフィンテック進出について、いずれも一般向けの仮想通貨を発行するためではないと伝えられています。

こうしたデジタル通貨の採用については、欧州中央銀行(BOE)や連邦準備銀行も検討や実験を重ねているが、実例として公開されたのは初めて。

カナダ中銀「ビットコインは20年先の金融革新」

「企業は常に革新を追求しなければならないということを、ここにいる誰もが理解していることでしょう。しかし、経営危機や廃業からほど遠いと思われる中央銀行もまた、技術革新に迫られているという事実は知らないかもしれません。」

これは、昨年カナダ中銀のキャロライン・ウィルキンス上級副総裁が
テーマを「中央銀行におけるイノベーション」と題し講演を行ったときのことです。

「20年前の人々に、金利がゼロになることを想像できたでしょうか。[…]数年前ですら、ゼロ金利政策は選択肢にないと考えられてきました。しかし今、EU諸国のいくつかはこれを実施しています。」ウィルキンス氏はそう語る。

キャッシュレス決済の普及や金融危機が迫る情勢変化の昨今において、
すでに中央銀行の役割が変わってきていると話しています。

「我々は将来の政策を考える時、法定通貨に連動しないビットコインなどの電子マネーが普及した世界を想像する必要があります。そしてこのことが意味するのは、中央銀行が新たな金融政策を実施することが困難であるということです。この世界では、電子マネーの利用者は電子マネーを融資しようと考える、つまり、中央銀行は最終的な貸し手として機能することができません。

すなわち、電子マネーが破綻した場合には、企業や家計に膨大な損失を被る可能性があるということです。我々はこの世界を予測し、電子マネーの広範な普及から生じるあらゆるリスクを認識し、制御する必要があります。」

企業が発行するポイント、またはビットコインのような仮想通貨を中心に生活し始める。
今の銀行は役割を変えることになります。資金移動は銀行口座を利用していたものが、
銀行を介さずデータベースのみ処理されるようになる。

ウィルキンス氏は、このような「金融セクター外の金融サービス」が20年後の中央銀行に多大な影響を与えると考えている。続けて、現在の金融政策とはまったく異なる「革新的な思考」が必要になるとし、ビットコインをはじめとする暗号通貨が普及することを前提に将来の金融政策を講じる必要があると述べた。

未来の映像を想像することはなく、すでに目の前に繰り広げられる世界に変化しています。
銀行の形態がかわり、システムが変化している入口すでに足を踏み込んでいますね。
知らないだけで、すでに動いている仮想通貨と交流をもつことが必要かもしれません。

知ることからはじめませんか?お金の概念がかわるかもしれません。

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仮想通貨まとめ編集部の志水

税理士事務所兼、マネージメント・財務・
会計・経営・人財コンサル業に
20年近く勤務してきました。

投資も含め、仮想通貨によく似たコインや
権利収入などの相談も受けてきました。

ブロックチェーンにほれ込んで
仮想通貨の世界から抜けられなくなりました。
この世界は大きく変わるものと確信し、
変革の時代に立ち合えると思っています。

数字は過去を知り、
未来を想像する材料になります。

有益な情報を共有できる
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