カルダノは、「プルーフオブステークブロックチェーン」と呼ばれるネットワークです。
また、スマートコントラクトとマルチアセット台帳を備えた分散化アプリケーションの開発を目的としたプラットフォームでもあります。カルダノは、保証性に優れた形式手法を用いて構築されており、実用性のあるアプリケーションに必要とされるスケーラビリティ、相互運用性、サステナビリティを実現することを目指しています。
ADA(エイダ)コインとは?
カルダノでは、専用通貨「ADA(エイダ)」が規定されています。エイダは2021年4月現在、海外最大取引所の一つであるBinance(バイナンス)をはじめとし、30以上の取引所にて取り扱われています。
Cardano(カルダノ)の仕組み
カルダノが他のブロックチェーンと異なる点は、他の仮想通貨システムが開発した技術的基盤に依存していないという点です。
カルダノのステーキングの流れ:
1 エイダコイン保有者が取引承認を行う代表者に投票
2 選出された代表者が取引承認を行い報酬を獲得
3 代表者が獲得した報酬を投票者に分配
このように、全てのエイダ保有者がネットワーク運営の意思決定に参加することができる仕組みになっています。
ビットコインなどは現在、マイニングに参加する基準が高い状態です。その点、カルダノはこの新しい仕組みにより、取引承認の仕組みの分散化に成功しています。
ADA(エイダ)コインの特徴
エイダコインには、「Plutus(プルータス)」という独自のスマートコントラクトが実装されています。このプルータスを実装していることにより、(スマートコントラストで有名な)イーサリアムよりもより強固なセキュリティと高い機能が期待されています。
元来、スマートコントラクトは契約を自動化するものですが、プルータスは契約のみでなく、個人情報の記録も行ってくれます。
ADA(エイダ)コインの将来性
技術開発に大きな期待
エイダコインは2020年3月に2018年以来の最安値を更新し、2020年後半まで価格は緩やかにアップダウンを続けていました。それが、2021年に入って急騰し、2月27日に価格は1.29ドルまで上がり時価総額ランキング3位となりました。また、3月2日には、大型アップデートで「Mary」の実装により益々注目をあびました。
こういった経緯をふまえ、次回のアップデートである「Goguen」の実装のタイミングに期待する声も多くあります。「Goguen」では、スマートコントラクトの実装やDeFiの追加などが行われる予定です。
カルダノは現在も技術開発がどんどん進められており、それに伴い価格上昇していく可能性も十分にあります。
世界的有名バンドメンバーがエイダコインの大量購入を表明
2021年2月19日に、世界的人気バンド「KISS」のメンバーのジーン・シモンズ氏が、エイダコインを30万ドル分(約3,000万円)購入したことをTwitterへの投稿で表明しました。
仮想通貨の価値は、こういった著名人からの支持表明により価格が高騰することもあります。そういう意味でも、今後も期待できるでしょう。
(※価値予想についてはあくまで参考程度にお読みください。)
ADA(エイダ)コインの買い方
2021年4月現在、エイダコインは日本の仮想通貨取引所では取り扱いがありません。購入するには国内でビットコインなどの他の仮想通貨を購入した上で、海外の取引所へ送金しなければなりません。
他の仮想通貨への投資はリスクを伴います。必ず納得いくまで調べたうえで、慎重に進めましょう。