Dogecoin(ドージコイン)とは?

本記事では、暗号資産(仮想通貨)であるDogecoin(ドージコイン)の仕組みや買い方などを解説していきます。

ドージコインは「ミームコイン」

仮想通貨の世界では、ビットコイン以外の仮想通貨銘柄をアルトコイン(代替のコインの意味)と呼びますが、本記事でご紹介するドージコインもその一つですが、さらにその中でも「ミームコイン」という種類に区別されます。ミームコインとは、ネットユーザーらがネタ的に面白がることにより人気と価格が上下する通貨を指します。ドージコインは、2013年にそのミームコインの記念すべき第1号として誕生しました。発端こそネタ用であったミームコインですが、ドージコイン含め価値が高騰するケースもみられ、投資するうえで無視できない存在です。最近公開されたミームコインに「Meme(ミーム)」がありますが、2020年8月に1ドルでスタートし、2021年現在は2000ドル超で取引されています。

Dogecoin(ドージコイン)の誕生経緯

ドージコインは、オーストラリアの起業家であるジャクソン・パーマー氏と、アメリカのソフトウェアエンジニアのビリー・マルクス氏が共同開発した仮想通貨です。基本的にはビットコインを模倣して作られていますが、「ビットコインとは違った面白いコイン」というコンセプトのもと作られました。ドージコインは最初ジョークで作られたといいます。ネット上の悪ふざけ用通貨「ミームコイン」であったドージコインですが、いまでは、かのイーロン・マスク氏も公にドージコインの支持を表明しており、価格は上昇を続け、時価総額は2021年現在、430億ドル(約4兆7000億円)超まで達しています。

Dogecoin(ドージコイン)の仕組み

ドージコインはビットコインを模倣して作られた仮想通貨です。そのため、ビットコインとほとんど同じ機能を持っています。

Dogecoin(ドージコイン)の特徴


ドージコインの主な特徴は、以下の通りです。

日本の取引所では取り扱われていない

ドージコインは、2021年4月時点では日本の仮想通貨取引所では取り扱われていません。そのため、購入したい場合は国内の仮想通貨取引所でビットコインなどの仮想通貨を購入したうえで、海外の取引所へ送金する必要があり、一手間かかります。

処理時間が早い

ドージコインの大きな特徴でありメリットといえるのが、マイニングによる処理時間が1分程度ととても早いことです。ビットコインの処理時間は10分なので、それと比べて約10倍もの処理スピードです。またビットコインのように、発行枚数の上限がないため、自由に流通量をコントロールできますが、反面、そのせいでほとんど価値が上がりません。

将来性

ドージコインは、ビットコインの値動きや、Twitter上で社会的反響が大きい人物(前述したテスラ社のイーロン・マスク氏が代表格です)の発言により、大幅な高騰を見せる可能性を秘めています。ドージコインの将来性は基本的に予測しづらいといえます。理由としては、開発者サイドから今後の予定などの発表がないことがあります。しかし、主にコミュニティサイトなどをベースとして欧米での人気は根強く、チップ代わりに使えたり、ユニークな形で実用化もされています。

Dogecoin(ドージコイン)はどうやって買えるの?

ドージコインは、日本で取り扱う取引所がないので、他の仮想通貨と比べて購入に手間がかかります。ドージコインは、Redditというアメリカの有名掲示板サイト内の「DogeMarket」でも利用できる仮想通貨となっています。