仮想通貨(暗号資産)XRPが米大手取引所Coinbaseに上場

米国の大手仮想通貨取引所コインベースは米時間25日、段階的に仮想通貨XRPの上場プロセスをCoinbase Proで開始する方針を公式ブログにて発表した。
仮想通貨XRPはまず米国(ニューヨーク以外)、イギリス、EUの一部、カナダ、シンガポール、オーストラリアで開始

具体的には、次のプロセスを経た後で、XRP取引が同取引所で可能になります。

1.Transfer only(入金のみ)
2.Post only(指値注文は可能に、取引成立はまだ不可)
3.Limit only(指値取引が可能に、成行注文は不可)
4.Full trading(指値、成行、逆指値の全ての取引提供が開始)

さらに、すでにCoinbaseではXRPの入金を開始。
コインベースに預けられたXRPが一定量に達した場合、最短12時間でXRP取引OKになるとのこと。

また、取引開始された場合のペアは次のようになります。

プロセスを経て取引OKとなった場合、当面は指値注文となる模様。
しかしCoinbaseが「健全な市場で見られる指標」を確認できた場合には、

正式に全ての取引(指値、成行、逆指値)の提供が開始される予定

発表直後XRP急騰、10%高へ

この発表直後、XRPは急騰。約10%高になりました。

上場の理由は「XRP≠証券」の判断か

なお、今回のXRPの上場背景にはXRPは証券に該当しないという判断があったものとみられています。調査概査Diarは次のように分析しています。

コインベースがDCGの合図に従ったことは、会社の弁護士が証券ではないと判断した証拠かもしれない

DCGはコインベースに出資している企業の一つです。

仮想通貨(暗号資産)が証券と判断されるかどうかは仮想通貨(暗号資産)取引所にとっては非常に重要です。
というのも、いったん証券として判断された場合、事前に証券業登録など米SEC(証券取引委員会)への手続きが必要になります。

ICOトークンは「証券」とみなされ、昨年末、米SECによりペナルティが科されました。

また、これ以外にもコインベースがXRPを上場させる「下地」のようなものはありました▼

2018年10月、子会社のCoinbase Custodyがカストディ対象の通貨としてXRPを追加
12月にはXRPやステラ(XLM)等を含む27通貨の上場を検討している事を発表

数ある仮想通貨(暗号資産)の中でも、国際送金の場面での活用などで実用性が高いとされるXRP。
その信頼性により、今後ほかの仮想通貨取引所でも上場がなされるかもしれません。

※世界最大手取引所Binanceではすでに昨年のクリスマスにXRP上場しています。

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鈴木まゆ子 / 4052 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。