JPモルガン発行の「JPMコイン」はそもそも仮想通貨(暗号資産)なのか

”ダイモンCEOは大のビットコイン嫌い”で知られる米大手金融機関のJPモルガン。
そんな同社は先日、独自仮想通貨「JPMコイン」を開発することを発表し注目を集めました。

ただ、このJPMコインはそもそも仮想通貨(暗号資産)と言っていいのか、という指摘もなされています。

リップルのCEOであるガーリングハウス氏は「JPMコインは仮想通貨(暗号資産)の本質を抑えていない」、つまりオープンネットワークではないことを指摘。

仮想通貨(暗号資産)格付などでしばしばその名前を目にするWeiss Ratings社に至っては、「JPMとXRP(仮想通貨リップル)は比べようがない」というツィートを流しています。

米シンクタンク「JPMコインを仮想通貨(暗号資産)と呼ばないで」

そんな中、「JPMコインを仮想通貨(暗号資産)と呼ばないで」というツィートを流した米シンクタンクがあります。
アメリカの仮想通貨(暗号資産)シンクタンクCoin Center(コイン・センター)のジェリー・ブリトー氏。

彼はブログの中で「そもそもJPMコインを”コイン”と呼ぶことに語弊がある」としています。理由は次の通り。

その一方、

JPMコインは「JPモルガンが持つ法定通貨に対して1対1で交換可能」で「許可性」
「JPモルガンのKYC(顧客確認)を通った企業のみ使うことができる」

そして、仮想通貨(暗号資産)が仮想通貨(暗号資産)である意義について、次のように述べています。

これは限られたクライアントしか参加できないJPMコインと大きく異なる点です。

JPMコインは「単なる銀行間決済ネットワーク」

そして同氏はあらためてJPMコインの意義を次のように述べています。

「JPモルガンが持つドルを顧客が瞬時に送金できる新たな銀行間の決済ネットワーク」

しかし、単なる「銀行間ネットワーク」では、注目を集める度合いは低かったかもしれません。

「注目を集めるために、あえて『仮想通貨(暗号資産)』としたのではないか」と同氏は指摘しています。

「リップル(XRP)キラーになるのでは」という指摘も

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元)仮想通貨まとめ編集部の志水 / 4868 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。