昨年は年初から仮想通貨(暗号資産)への規制強化やハッキング事件が価格の足を引っ張るようになっていました。

それでも昨年夏、イーサリアム(ETH)は1ETH=100,000円前後を堅持。

しかし現在は1ETH=13,000円前後と実に85%以上下落しています。

昨年8月、ICOプロモーターによる仮想通貨(暗号資産)イーサリアム(ETH)売りが注目のニュースの一つになりました▼

しかし、現実には「その後」の方がもっと売りが膨らんだようです。海外の仮想通貨(暗号資産)メディアTrustnodeが伝えました。

ICOによるイーサリアム(ETH)売りが「大量」「断続的に」行われる

極めて大量のETHが断続的に売却され、市場の全面安を加速させるなど「負の連鎖」に陥っていた

具体的には、

2018年の8月に約10万ETH、9月に約30万ETH、11月には約40万ETHが、ICOプロジェクトによって売却
14日は45,000ETH、そして17日には33,000ETHと、ビットコイン価格の暴落など市況悪化に伴い売られている

そして、ビットコインキャッシュのハードフォーク、そしてハッシュ戦争が仮想通貨市場全体の問題として危ぶまれた11月以降については、

2018年ETH売却量は「260万ETH」、現在の保有量と同量

この表の赤で囲んである部分は、イーサリアム財団とその他ICOプロジェクトが2019年2月まで保有しているETHの量です。

ただ、現在はこの「大量売却」も徐々に落ち着いてきていて、日々の売却ETHは数百から1000+程となっている模様です。

今後の懸念材料は「ICOの先行き」と「ETHコンスタンチノープル」か?

2017年から2018年にかけてブームを迎えたICOですが、詐欺の横行や仮想通貨価格の低迷なども影響し、徐々に下火に。
さらに昨年末、米SEC(証券取引委員会)がICOのトークンを証券と見なして、一気に取り締まりを強化しました。

こういったことからICOよりもSTO、と言われるようになっています。
ただ、Binanceでのローンチパッドの状況で、ICOブームが再燃するかもしれません。

この他、イーサリアム価格に影響を与えるとすれば、大幅アップグレードのコンスタンチノープルでしょう。
脆弱性の発覚などから延期に次ぐ延期となっています。
今後の動向に目が離せません。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 7241 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。