先日開催されたダボス会議のあるパネルで「仮想通貨は危険だ」と発言したのはSWIFTのCEO▼

リップル社が自社台帳システム(xRapidなど)やJPモルガンなどがブロックチェーンによりSWIFTに代わる国際送金システムを構築しようとしています。
「安全」「コスト安」「迅速」といった現状の国際送金における問題点を、仮想通貨の基盤技術を使うことで解決できると見ているのです。

では、そもそもその「競争相手」とみられている既存の国際送金システムを担うSWIFTとは何か?

今回は、SWIFTとその問題点、今後の展望などについてまとめてみます。

SWIFTとは何か

1970年代に設立されたインターバンク・インターナショナル・ファイナンシャル・コミュニケーションズ・ソサエティ(SWIFT)

日本語だと「国際銀行間通信協会」となりますね

SWIFTはインターネット登場以前から、国際間の送金システムとして確固たる地位を築いてきました。

SWIFTはインターネット以前に作られ、競争が少なかった金融セクターでSWIFTは頂点を取ることができた

SWIFTによる国際送金の仕組み

「国際送金」といっても、実際にお金を輸送するわけではありません。
、国際送金には日銀にあたる「世界の中央銀行がない」
大きな銀行が国ごとに口座を開き合い、資金を移動
資金移動はSWIFTの国際的な「送金メッセージ」があることによって、世界のどの国のどの銀行にも資金を送ることができる

非常に画期的に見えますが、実態は

メッセージなので「資金を送金せよ」と伝えているだけ

そして、送金するということは、仲介となる銀行は複数の法定通貨を用意しなくてはなりません。大きな銀行は通貨ペア(円/ルピーなど)や莫大な備蓄資金(ノストロ資金)を用意しなくてはならないのです。

つまり、

莫大な資金を用意できる大きな銀行が図の「コルレス銀行」にあたり、その数は少ない

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すずきまゆこ / 7055 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。