スイス・ダボスで開かれている世界経済フォーラム(通称「ダボス会議」)。

ここでは、単に政治、経済、金融についてのみ語られているわけではなく、年々存在が高まる仮想通貨とブロックチェーンについても意見交換がなされている模様です。

また、これと並行して現地では「ブロックチェーン経済会議」も開かれています。

▼これまでのダボス会議での仮想通貨・ブロックチェーン議論はコチラから▼

SWIFTのCEO、オーディエンスの1人としてパネルに参加→指名される

今回注目したいのは国際決済システムSWIFTのライブラントCEOの発言。
SWIFTによる国際送金システムについては以前からスピードや確実性の点から問題が多いと指摘されていました。

今、このシステムに代わり、リップル社がリップルネットを立ち上げ、大手金融機関などと提携して新たな国際決済システムを立ち上げようとしています。

同社がこの「新たな脅威」に安穏としているはずがありません。

同CEOはダボス会議にて、「持続可能な仮想通貨の構造を作る」というパネルで聴衆の一人として参加。

司会者に「(仮想通貨)は長続きしないと勇敢にも発言した人物」として指名された後、発言しました。

案の定、同社CEOからは仮想通貨に否定的な発言が次々と飛び出しました。

SWIFTのCEO「仮想通貨は危険」「銀行の規制には理由がある」

「私は中央銀行の関係者でないが、中央銀行に監督されており、たまに中央銀行の代わりに発言する」

上記のように前提を置いたうえで、同CEOは次のように仮想通貨を危険だと主張しました。


私はこのパネルにおいては『外れ値』で、(仮想通貨は)危険だと言っている

その理由は次の通り。

銀行に規制がかけられている理由は、3つの大きなリスクに対処する必要があるから

理由①取り付け騒ぎリスク防止

一つは取り付け騒ぎなど社会に構造的な問題を引き起こすリスクだ。これは歴史の教訓から学べるだろう

理由②消費者保護

理由③アンチマネーロンダリング対策

最後にマネーは、悪い奴らが悪いことをするのを妨げる方法だ。

そして、次のように間接的に仮想通貨はやめるべきとしました。

関連するまとめ

トルコは仮想通貨投資家の多い国|政情不安と金融危機が国への不信に…国民を仮想通貨に走…

トルコは国民の仮想通貨の浸透率が高いことで知られています。ING銀行の調査によれば、トルコの仮想通貨保有率は…

すずきまゆこ / 3653 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。