先日、大幅アップグレード「コンスタンティノープル」へのカウントダウンが始まったイーサリアム▼

ですが、こちらは延期になりました。

「セキュリティの脆弱性」を理由にコンスタンティノープル延期

しかし、15日になり、コア開発者により急遽延期が発表されました。

コンスタンチノープルのコーディネーターであるAfri Schoedon(アフリ・スコエドン)氏は、米SNSレディットで次のように述べています。

少なくとも来週までコンスタンチノープルを延期することを発表

理由は、

スマートコントラクト監査企業に発見されたセキュリティーの脆弱性が理由

このセキュリティの脆弱性について、スマートコントラクトの監査企業であるChainSecurity(チェーンセキュリティー)は次のように語っています。

(コンスタンティノープルの)副作用としてリエントランシ攻撃とよばれるスマートコントラクトにありがちな脆弱性が起きる

リエントランシー攻撃とは

リエントランシ攻撃とは、

イーサリアムのスマートコントラクトに何度も入り(エントリー)、被害対象のアカウントから送金を過度にくり返してしまう脆弱性
被害にあった場合、残高以上に複数回送金を攻撃先のアドレスにしてしまうバグである。

コンスタンティノープルによりこれまで問題となっていたGas(手数料)を安価にすることができるようになるわけですが、代わりにこのような欠陥を伴うことになってしまうわけです。

さらに、攻撃によりハッカーが繰り返し資金の引き出しを要求し、スマートコントラクトから仮想通貨を盗み出せることに成功した場合、

イーサリアム価格は急落

イーサリアムコミュニティの多くから支持されている今回のコンスタンティノープル。
ビットコインキャッシュのときのような混乱が生じず、また、新たな仮想通貨の登場もないとみられているからです。

加えてPoWからPoSへのコンセンサスアルゴリズムの変更により、スケーラビリティの問題とGasの問題が解決すると期待されていました。

期待の高さは価格変動に影響します。
コンスタンティノープルの延期により、それまで上昇傾向を示していたイーサリアム(ETH)価格は急落▼

現在(1月16日)、6%以上の下落で、主要10通貨の中で一番の下落率を記録している。

米格付会社Weiss Ratings社はこの発表を悲観的に評価▼

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すずきまゆこ / 1738 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。