先ほど、仮想通貨マイニング企業の不況ぶり(事業廃止・縮小・多角化など)をお伝えしたばかりですが▼

ここ最近、マイニング状況を見てみると、一時撤退したマイナーたちが再び市場に戻ってきたかのような様子がうかがえます。

BTCのハッシュパワーが再び上昇

昨年末、年初来最安値(3200ドル/≒35万円)を更新してから、ビットコインのハッシュパワーは中小規模マイナーの離脱により、大幅下降していました。

しかし、

ビットコイン相場の底値を見ての動きか、ハッシュパワーが徐々に戻りつつある。
BTCのハッシュパワーは現在、直近最低値からすでに約35%の上昇を記録

さらに、

2日前に最新のビットコイン難易度調整が行われ、4.72%の難易度上昇、底値から連続で難易度が上昇する結果
今回の難易度調整によって12月4日以降の水準を超えたことになる。

マイナー寡占化の問題も解消か

同時に、中小マイナーの撤退により問題視されてきた「大企業マイナーによるマイニング寡占状態」。

これにも変化が生じています。

現在のビットコインマイニングハッシュレートを見ていくと、一番多いハッシュレートシェアを「Unknown(不明)」が占めており、
これまで勢力を拡大してきた大手プールのシェアが大きく減少してきていること
現在のビットコインシェア

現在のビットコインシェア

2018年6月のシェア状況

2018年6月のシェア状況

この当時、BTC.comが公開する統計では、BTC.com:27.0%、 AntPool:15.2%を占めており、Bitmainの傘下にある2つのマイニングプールの合計ハッシュレートシェアは42.2%になっていた。
また、現時点のデータでは、BTC.com:15.7%、 AntPool:10.9%と合計で26.6%、大きく勢力を落としていると言える。

マイナー出戻りの理由「底値が見えてきた」

その理由としては、

ビットコインが1月7日〜10日の間、4000ドルの抵抗線の上回って推移していたことが、中小規模のマイナーが一時的に停止させていた業務を復旧させた点

この他、大規模マイニング企業の規模縮小なども影響している可能性があります。

出戻りもまた一時的かもしれません。

が、市況によっては今後もマイナーたちがまた採掘現場に戻ってくる可能性があることを、今回の現象は示唆していると考えてよいでしょう。

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。