英ポンドもユーロも取引OK「バイナンス・ジャージー」発足

昨年から法定通貨ペアも取り扱うようになった世界最大の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)。
ただ、それはシンガポールドルなどごく一部の法定通貨でした。

ついにメジャーなユーロや英ポンドも仮想通貨取引OKにしました。

バイナンスは16日、新たに英ポンドとユーロ建の法定通貨取引を提供する新たな取引所「バイナンス・ジャージー」の発足を発表

バイナンス・ジャージーが置かれるジャージー島はイギリスの王室属領ですすが、英国の法律や政策は適用されない上、独自の議会を有しています。

昨年の早い段階で「ユーロ建ペアを検討」の旨を明らかにしていたバイナンスですが、ようやく実現したことになります。

現状は、

さらに、

KYCプロセスを完了した先着5000名には20ユーロ(約2500円)がプレゼントされるキャンペーンも実施

今回バイナンス・ジャージーで新たに提供される取引ペアは以下の4つ▼

「Brexit不安による仮想通貨需要狙い」

なお、コインテレグラフによれば、今回のユーロ・英ポンド建てOKについて、バイナンスが次のように理由を述べているとのこと。

「英国のEU離脱ブレグジットをめぐる不透明感、ポンドやユーロなど法定通貨への懸念からの解放」

以前から注目されているイギリスのEU離脱「Brexit(ブレグジット)」。

このままイギリスの離脱で進むかと思いきや、先日15日、保守党内から多数の造反が出たことにより、230票という大差でBrexitが否決されました。

では、Brexitを推し進めてきたメイ首相の不信任案が通るかと思いきや、今度は多くの与党議員が議席を失うことを恐れ、メイ首相の続投が決定。

イギリス議会の混迷は今後も続きそうです。

この事態は、イギリス国民の政府不信を招きます。
国への信頼が失墜するということは、すなわち法定通貨英ポンドへの信頼も失墜するということ。

そのため、国に依拠しない仮想通貨への信頼がより高まると取引所は見ているのです。

英ポンド・ユーロ建OK取引所のサポート対象に「日本」も

なお、驚くべき点はこれ▼

「バイナンス・ジャージー」のサポートするエリア「58カ国」の中に、日本の名前が含まれている。

バイナンスは過去、日本対象に仮想通貨サービスを展開しようとして金融庁から警告を受けた過去があります(バイナンス側は「そもそもそんな警告なんてなかった」と否定)。

この理由として、Coinpostは2つの可能性を挙げています。

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元)仮想通貨まとめの志水 / 19368 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。