Bitmain,テキサス州での大規模マイニング工場計画を”保留”

仮想通貨の弱気相場の影響で苦境に追い込まれているビットメイン社。
仮想通貨マイニング世界最大手の同社も、大規模リストラを余儀なくされています。
人員削減を大幅に行っただけでなく、ジハン・ウーら創業者兼CEOも退任のウワサが流れています。

ただ、弱気相場と事業規模の縮小の影響は同社”だけ”の問題ではありません。
同社の事業拡大の恩恵を受けるはずだったエリアにも波及しています。

ビットメイン(Bitmain)は、以前から持ち上がっていた、テキサス州ロックデールでの大規模ビットコインマイニング工場の建設計画を保留している

Coinpostでは「計画保留」と伝えていますがコインテレグラフは「縮小」と伝えています。

2人のエンジニアと人事部トップ以外すべてのビットメインの従業員がレイオフ(一時解雇)された。

そして、ビットメイン社からは次のようなメールがあったとのこと。

再編成されたロックデールのチームは、規模を縮小して、このプロジェクトを再スタートするノウハウを兼ね備えている。
ビットメインは、マーケットの状況に応じて規模やペースを緩めつつ、(再出発して)この地域に貢献したい。

こういった回答を行ったのは、現地テキサス州ミラム郡裁判所の裁判官Steve Young氏。
同氏は次のように述べています。

ビットメインの方針に大変に落胆している。我々は招致を行ったし、この計画を大いに期待していた。

ビットメインの工場建設計画は、税収増や雇用創出に向けて前進する、重要な一歩だったのだ。

テキサスはマイニングに適した土地

昨年夏、コインポストでは「テキサスがマイニング工場に適した地」として書かれていました。

テキサスは40度も容易に超える真夏の猛暑日で有名だが、液浸冷却をすればマイニングで生じる熱も立地の高気温も問題ではない。
テキサス州の電力費は1MW時56ドルで、これは全米平均より1ドル安い。

最大手マイニング機器会社のBitmainも今月テキサス州にマイニング拠点を設置している。

好況でも不況でも悩みが続くマイニング工場の現地

ただ、不況だから悩ましい、とは限りません。
好況でも問題続出だったのがこれまでです。

マイニング企業の多くは広大でかつ安価・豊富な電力を求めて土地を探しますが、進出した各現地でトラブルは発生していました。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 8604 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。