Windows狙いのモネロ(XMR)無断マイニングツール発覚

仮想通貨(暗号資産)が登場してから新たなサイバー空間の脅威となった「無断マイニング(クリプトジャック、勝手にマイニング)」。

一昨年あたりまでは「勝手にマイニングされても直接的な被害がないならいいいじゃないか」という声が聞こえてきたのですが…、

最近ではPCやスマホなどへのデバイスへのダメージ、さらにはパスワードハッキングなどの「組み合わせタイプのマルウェア」の登場などにより、警戒心を強める人が増えてきています。

そんな中、セキュリティ調査企業のトレンドマイクロが新たな仮想通貨(暗号資産)無断マイニングの脅威について20日、ブログで警告を発しました。
ただし、発見は1月の終わりだったとのこと。

仮想通貨モネロ(XMR)のマイニングを無断で行うマルウェアをインストールするハッキングツールが広がっている

このハッキングツールは、

パスワードを奪取・収集するMIMIKATZ、遠隔地のPCにリモートアクセスし操作を行えるようにするRADMINを組み合わせたもの
Windowsの重大な脆弱性を悪用しながらこのツールを使うと、悪意のある攻撃者は直ちに検出されなくなる
攻撃者は、その上でマルウェアを標的のシステムにインストールする

トレンドマイクロは、1月の最終週から2月にかけてハッキングツールをインストールしようとする試みが増加したとしています。

Windowsディレクトリー内に一見でたらめに見えるランダムな名称のファイルが生成されている
分析の結果、仮想通貨モネロ(XMR)のマイニングを無断で行うマルウェアの亜種であることが明らかになった

モネロ採掘のクリプトジャックの脅威増加…なぜ?

これに限らず、これまでもモネロ採掘狙いのクリプトジャックの脅威は続いてきました。

なぜ、BTCやETH、その他のコインではなくモネロなのか。

その背景には次のような事実があります。

ノートPCやスマートフォンなどの消費者向け機器を使った仮想通貨マイニングが比較的容易

事実、違法取引が行われやすいダークウェブでの決済に用いられるのは、今やビットコインではなくモネロだとのこと。

「標的となった本人が(よほど知識がない限り)気づきにくい」のがクリプトジャックの厄介なところです。

今後もこの脅威は続くものとみられます。

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すずきまゆこ / 963 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。