昨年から注目されている「ステイブルコイン」

「仮想通貨は価格変動が激しい(=ボラティリティが高い)から怖いし危ない、だからイヤだ」

この言葉が通じたのは2017年までかもしれません。

仮想通貨の価格変動の激しさは決済手段としての普及の可能性を小さくします。
そんなことへの配慮があってからか、2018年から注目されている仮想通貨のひとつが「ステイブルコイン」です。

ステイブルコインのざっくりとした特徴としては

「米ドルや日本円、ユーロなどの法定通貨と価格変動が連動する」
「連動する先の資産の裏付けがある」

といった点です。

▼2019年でも注目の的だといわれています▼

ステイブルコインとは何か

円やドルのような法定通貨や、金などの資産を裏付けにしている、あるいはその値動きに連動している仮想通貨
。stableとは「安定した」等の意味
一般的な仮想通貨に比べ値動きが安定している、という意味

このステーブルコインの誕生の背景には「実社会での利用可能性への配慮」▼

実社会の決済で使う、あるいはDAppsの中で使うなど実用的なシーンではこの値動き(既存の仮想通貨のボラティリティの高さ)が足かせ
ステーブルコインはこのような値動きの粗さを、法定通貨や実社会の資産と何らかの形で連動させることにより解決
値動きは安定している一方、ブロックチェーンの特徴はそのまま活かされる
決済等への導入・活用はもちろんのこと、より本来ブロックチェーンや仮想通貨が目指していたような非中央集権的な世界や信用創造が実現しやすくなる

ステーブルコインには”3種類”

そして、ステーブルコインには大きく分けて3種類あるといわれています。

法定通貨担保型

ドルやユーロなどの法定通貨を裏付けに発行されたステーブルコイン
ドルを担保にしたステーブルコインの場合、発行体は発行されたステーブルコインと同額のドルを証券保管期間などに預けることにより、事実上価値を安定化

ただし、欠点もあります。

発行に多大なコストがかかる
価値の保存を発行体とは別の特定の期間に委ねるという点で中央集権的である

仮想通貨担保型

ビットコインなど既存の仮想通貨を裏付けに発行されたステーブルコイン
非中央集権的な形で完結させることができる

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すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。