いつになっても必ず登場する「ビットコインは死んだ(Bitcoin is dead)」記事

いつになっても必ず登場する「ビットコインは死んだ(Bitcoin is dead)」記事

仮想通貨が登場して早10年。

2017年の高騰期、多くの人が購入し、その価格の急騰ぶりに熱狂しました。

「仮想通貨はこれからだ」
「法定通貨の時代は終わる」

しかし、そんな中でも必ずメディアに登場していたのは「ビットコインは死んだ」記事。

そして、ビットコインをはじめとする仮想通貨をたたくのは主に著名な経済学者、既存の金融システムで莫大な利益を得ている投資家や起業家などでした。

2018年における「ビットコイン死亡」の記事は90回以上

そして仮想通貨が暴落・低迷した2018年も相変わらず同様の「ビットコイン死亡」記事は多かったようです。
仮想通貨ニュースや情報ポータルの99bitcoinsのデータから明らかになりました。

2018年、ビットコイン価格は17年12月の2万ドルの最高値から、3000ドルまで下落。
その間に「ビットコインは失敗した」という記事は93件登場した

ただし、よーく見てみると、2017年よりはマシなのです。

実際に死亡しているのはアルトコイン

そして、実際に死亡しているのはアルトコインだったりします。データベースのDead Coinsによれば、

様々な理由で市場から姿を消したコインは現在1000件弱にものぼる。
ハッキングや詐欺のためにダメになったコインや、単に消滅したコイン、もしくは真面目な目的ではない「パロディ」コイン

そして、コインマーケットキャップによれば、

時価総額を測定可能な仮想通貨の数は現在2073だ。

つまり実際には「Altcoin is dead」の方がより事実に近いことになります。

世間的には「ビットコイン=仮想通貨」というイメージがまだまだ強いもの。
その影響でビットコイン死亡記事が多くなったのかもしれません。

実は…2018年の仮想通貨価格はそれほど悪くなかった?

さらに、次のような分析も▼

2018年はとてもひどい年だったように感じますが、市場の原理を考慮するとそれほど悪くないようです
過去のビットコインの価格推移、ダウ・ジョーンズ米国金融指標、ナスダック総合指数と比較

その結果は以下の通りです。

2017年と2013・2011年のビットコインの価格推移

2013年の価格低下がゆっくりしているのに対し、2011年は急激に低下
2013年はと言うと、価格が好転するまでにほぼ2年間かかり、次のピークに達するまでに4年間

そして、注目の2017年は、

関連するまとめ

仮想通貨「Bitcoinは詐欺」発言が一転“JPモルガンが価値を分析|デジタルゴール…

JPモルガン・チェースのジェームス・ダイモンCEOの「ビットコインは詐欺だ」発言。今度は一転して同グループは…

仮想通貨まとめ編集部の志水 / 13533 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。