仮想通貨はオワコンなの?

仮想通貨はオワコンなの?

暴落と低迷を繰り返した2018年の仮想通貨市場。
暴落したときに限り、まるでユーザーの心のキズに塩をたっぷり刷り込むかのように「ほーら、だから言わんこっちゃない」という経済学者や金融関係者が登場したりします(もっとも金融関係者は自分たちのメリットがなければ積極的に発言なんてしないのですが)。

価格がふるわないときに限り出てくる言葉「仮想通貨はオワコン」。

これが本当なのかについて、前回記事でご紹介しました。

「仮想通貨はオワコン」「やれば確実に損をする」という毒舌で有名なのはこんな感じの経済学者だったりしますが▼

ただ、「仮想通貨のおかげで儲かった」人も、仮想通貨はもうオワリ、と言ったりすることがあるようです。

19歳の仮想通貨富豪「ビットコインは死んだ」

10代にして仮想通貨ビットコインで一躍大金持ちになったエリック・フィンマン氏がビットコインなど一部仮想通貨について悲観的な発言をしています。

フィンマン氏は当時12歳だった2011年に、祖母からもらった1,000ドル(約11万円)で初めてビットコインを購入。
その後、皆様ご存知の通り価格が上昇し、ピーク時の資産は400万ドル(約4億5,000万)以上もあったと言われています。

断片化し過ぎており、多数の内紛も起こっており長くは続くないと思っている。
上昇相場はあと1度か2度あるかもしれないが、長期的には終わっている

また、ライトコインについても、「長らく死んだも同然」と表現。「すでに日が落ちて完全に暗くなるまでの一歩手前状態」としています。

ただ、その一方、イーサリアムのようなプロジェクトがきっちりある仮想通貨については一定の評価をしています▼

プロジェクトベースの仮想通貨は成功する可能性が残されている
テクノロジーが優れている例として、イーサリアム(ETH)やジーキャッシュ(ZEC)、ビットコインキャッシュ(BCH)
開発者らによるマーケティングが上手くいっていない

確かに11月のビットコインキャッシュのハードフォークで下落した最大の理由はコミュニティの対立でした。
この他、イーサリアムの大幅アップデートについても、何がどうよくなるのか?あまり仮想通貨についてよく知らない層にはイマイチ伝わりにくいところがあります。

ケンブリッジ大学「『死んだ』は言い過ぎ」

このフィンマン氏の発言について、ケンブリッジ大学の代替金融センター(Center of Alternative Finance)は「根拠がない」としています。

※ケンブリッジ大学の同センターは最近、「価格が低迷しても仮想通貨ユーザーは増加している」という研究結果を発表しました。

同センターによれば、

仮想通貨産業が死んだと主張する表現は、世界的エコシステムのバブルが発生するたびに使われてきた。

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鈴木まゆ子 / 1137 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。