LINE仮想通貨取引所「BITBOX」、15種類のイーサリアム建ペア取引廃止

日本の大手SNSであるLINEが設立した仮想通貨取引所BITBOX。
今年9月からシンガポールを拠点に取引開始しました▼

当初、BITBOXでは、30種類の仮想通貨を取り扱うとしていました(法定通貨取り扱いはナシ、日本とアメリカはBITBOXで取引不可)。

しかし、2018年、特に後半に発生した仮想通貨市場での価格下落とボラティリティの低下の影響からか、同取引所は15種類のイーサリアム建の仮想通貨ペア取引を廃止すると発表しました。

取引廃止する仮想通貨ペアは次の通り▼

BAT/ETH
ZIL/ETH
QTUM/ETH
REP/ETH
CVC/ETH
NCASH/ETH
OMG/ETH
ELF/ETH
SNT/ETH
BTG/ETH
QSP/ETH
SALT/ETH
RDD/ETH
DGB/ETH
KNC/ETH

ただし、LINE独自トークンであるLINKとETHペアは廃止対象外となっています。
現在、LINKトークンは、BTC、ETH、USDT建取引ペアにて取引が可能です。

取引廃止に関する注意事項は次の通り▼

サービスを廃止する際、全ての板注文は取り消され、自動的にウォレットへ返却(トークンの安全を確保するために、廃止日までに板注文の取り消しを推奨)
ETH建ての廃止後も、上記通貨のBTC建て取引は継続
イーサリアム建通貨ペアが取扱停止になるが、通貨自体が廃止される訳ではなく、BTC建ペアがあるものはそのまま取引が継続される

取引所も効率化重視の時代へ

なお、今回の15種類の取引ペア廃止について、LINEは次のように理由を説明しています。

一部のトークンが当社の取引パーフォマンス・信頼標準を満たしていない

一部の仮想通貨ペアや仮想通貨の上場廃止を決定する取引所は他にもあります▼

背景には2018年以降の価格の低迷・ボラティリティの低下

こういった取引廃止の裏側には、2017年と2018年、それぞれにおける仮想通貨を取り巻く環境の変化にあります。

2017年は仮想通貨の高騰期でした。
個人投資家がほとんどであり、些細なイベントで価格が激しく上下する市場。
それ以前は仮想通貨マニアが主戦場でしたが、価格の上昇につれて、仮想通貨をそもそもよく知らない層も投資に参加するようになりました。

そこで注目されるようになったのが「草コイン」。大化けする=億り人になれる可能性を秘めていたからです。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 6354 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。