ビットコインキャッシュが高騰、背景にハードフォークへの期待感

11月4日、ビットコインキャッシュ(BCH)が高騰

11月4日、ビットコインキャッシュ(BCH)が高騰

ビットコインキャッシュが高騰しています。
11月3日に価格が上昇し始め、11月4日18;00頃には6万円台に。

背景には、11月15日に控えているビットコインキャッシュのハードフォークがあるとみられています。

人気が高いビットコインキャッシュから分裂するコインを得ることができるといったプラスの考え方で捉える動きが強い

この高騰の背景としては、前回のハードフォークでBTCから分離したBCHという新たなコインが付与されたことの記憶、そして後述する大手仮想通貨取引所によるサポートが明らかになっていることから安心感とインセンティブへの期待があるものとみられています。

コミュニティの分裂により互換性喪失のリスク懸念

もっとも懸念事項がないわけではありません。
コミュニティ分裂が起きた場合、相互に互換性がなくなるリスクが生じる可能性も否定できないのです。

現在、11月15日のアップグレードをめぐって、技術者やマイナーがBitcoinABCと呼ばれるグループと、BitcoinSVと呼ばれるグループに分かれて対立しています。

BitcoinSVは、BCHからの分裂を意図したものではない。また、新たなコインやトークンを作り出すことも意図していない。

そうではなく、オリジナル版のビットコインを支持する採掘者向けに、実装の明確なBCHを提供するものだ。今後、ナカモト・コンセンサスの下、BCHのブロックチェーンを賭けた、マイナー投票による競争が行われることになるだろう

現在、BitcoinABC側とBitcoinSV側に分かれて対立しています。

BitcoinABC側は、「OP_CHECKDATASIGVERIFY(別称DSV)」と呼ばれる技術的な提案を今回のアップグレードで提案しています。
このDSVは、異なるブロックチェーン上の資産を交換すること等を可能にする技術なのだとか。

しかし、BitcoinSV側は「元々のサトシ・ナカモトの考案したビットコインの本来あるべき姿からかけ離れている」としてこの技術に反対しています。

それぞれが予定しているアップグレードの内容は次のようなものです。

■BitcoinABC側

・CTORの導入
・opコード「OP_CHECKDATASIG」と「OP_CHECKDATASIGVERIFY」の施行
・最低限トランザクションサイズの施行
・「push only」ルールの施行
・「Clean stack」ルールの施行

■BitcoinSV側

・ブロック容量を32MBから128MBへ4倍増
・以前禁止されていた4つのopコードの解禁
・opコードのスクリプトを201から500に増加

大手仮想通貨取引所BinanceとCoinbaseがサポートを表明

また今回、2つの大手仮想通貨取引所によるサポートが今回のハードフォークで入ることが見込まれています。

CoinbaseとBinanceはBitcoinABCの側を支持しつつも、万が一ハードフォークによりビットコインキャッシュのチェーンが完全に分裂してしまった場合の顧客保護と分裂コインの取扱方針を発表している。

Coinbaseの対応

コインベースは1時間前の1時より、ビットコインキャッシュの出入金を一時停止する。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 9190 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。