ビットコインのボラティリティの低さが話題に

ビットコインのボラティリティの低さが話題に

仮想通貨といえばビットコイン。
いまだに仮想通貨というべきところを”ビットコイン”として仮想通貨の批判を繰り返す人もいます(CryptocurrencyじゃなくてBitcoinっていうんですよね、、、JPモルガンのCEOとか)。

最近ビットコインの話題として上がるのが「ボラティリティの低さ」です。
昨年や今年前半までは「ビットコインはボラティリティが高い=決算手段として使えない=いずれ終わる」が通説(by批判派)でした。

しかし、最近は、批判派ですらおそらく呆れているであろう「ボラティリティの低さ」がビットコインの特徴です。

9月までは1日で1000ドル超上下することも少なくなかったが、10月は大きくても300ドル程度の変動にほぼ収まっている。

仮想通貨市場の調査などを手掛けるアルトデザインによれば、

過去の値動きから算出するヒストリカル・ボラティリティー(HV)は直近1カ月で26%前後と、トルコリラの21%台に比べると5%程度高い水準
直近3カ月のベースでは43%前後と、「トルコショック」を挟んだトルコリラの48%台よりも低い。

10周年目を迎えても”ご祝儀相場”は訪れず

ちなみに先日31日は、ビットコイン誕生10周年の日。
しかしそれでもご祝儀相場は訪れませんでした。

米モルスタ、レポートの中で「ビットコイン無風状態」を指摘

米モルガン・スタンレーが31日、「ビットコインと仮想通貨、ブロックチェーン」に関するレポートを発表。そのタイトルは 「変遷するビットコインのテーマ」でした。

その中でも、仮想通貨の昨今のボラティリティの低さが取り上げられています。

ビットコイン(BTC)のボラティリティ(変動幅)が2017年の初め以来の低さ

ボラティリティの低さを指摘したのはモルスタが初めてではありません。
すでに他の有識者やさまざまなメディアが指摘しています。

また、イエール大学の仮想通貨投資やアメリトレードの仮想通貨取引所への出資、フィデリティの参入などといったビッグニュースが並んでも、相変わらずビットコイン価格は6000ドル台をキープ▼

低ボラティリティを生んでいる4つの原因

なお、この状況に関する分析については、さまざま言われています。日本の仮想通貨メディアCoinpostは次のように分析▼

1.出来高の減少

2.金融マーケット全体の下落

3.材料の不足と感度の減少

具体的に何を指すかというと、

原因①出来高の減少

Bitcoin出来高のチャートを掲載するcoinlib.ioでは、9月以降ビットコイン出来高が急激に減少しており、年初来最低水準で推移。

原因②金融マーケット全体の下落

厳しい状況に置かれているのは仮想通貨マーケットだけではなく、株式市場においても欧州政治不安や米中貿易摩擦が影響

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鈴木まゆ子 / 7682 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。