JPモルガンCEOのJ・ダイモン氏は相変わらず「ビットコインはどうでもいい」

昨年「ビットコインは詐欺」発言で物議を醸しだしたのはJPモルガンCEOのジェームズ・ダイモン氏。

折も折、ビットコインをはじめ仮想通貨の価格が軒並み上昇し「今後の金融のメインストリームに来るのではないか」といった期待も高かったため(ついでに市場規模は小さく流動性はめっちゃ低かった)、彼の発言はビットコイン価格を一気に押し下げるほど破壊力のあるものでした。

途中意見を変えることもありましたが、今年になり「やっぱり詐欺」と元通りに。
ビットコイン嫌いは相変わらずのようです。

31日、ちょうどビットコイン誕生10周年の日に、ロサンゼルスで再びビットコインについて話題を振られた同氏は次のようなひややかなコメントを発しました。

私は発言を変えたことはない。ただ言ったことを後悔をしている。反ビットコインのスポークスマンになりたくないからね。
ただ単純にどうでもよいと考えている。
いいかね?ブロックチェーンは本物だ。しかしビットコインは法定通貨と違う

その言葉通り、JPモルガンはブロックチェーン活用には”積極的”です。

JPモルガン全体としては「仮想通貨に興味津々」

けれど、仮想通貨NOなスタンスはCEOだけかもしれません。

同社アナリストは仮想通貨に未来を見出しています。

去年12月にJPモルガンのアナリストは、「ビットコインは進化し、長期的に価値を貯蔵する信頼できる方法としてもうすぐ金の仲間入りをするかもしれない」と分析。
今年5月にJPモルガンのダニエル・ピント共同社長は、JPモルガンがビットコインの世界を「模索している」と認め
仮想通貨が「未来において役割を果たす」と語った

これと同じような現象は、実は他の大手金融機関でも生じています。

今年夏、「仮想通貨トレーディングデスク開設のウワサはウソ」といったゴールドマン・サックス(以下「GS」)。
同社は現在、カストディ業務に注力するとしています。

GSは昨年、仮想通貨事業に関しては「腰が座らない状態」でした。
仮想通貨ブームにどういうスタンスをもっているかがわからないホワイトハウスの顔色を窺っていたのかもしれません(GSとホワイトハウスの関係は非常に密なのです)。

しかし、前CEOであるブランクファイン氏は、ようやくGSでの仮想通貨ビジネスに着手する決意を固めました。でも、同氏も仮想通貨はキライなのです。

けれど、その本質的な意味やビジネスの潮流から、同社事業に取り込むことを検討した模様。

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鈴木まゆ子 / 730 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。