最近注目の仮想通貨カストディアンのひとつ”BitGO”

仮想通貨ビジネスとして注目を集めるのは取引プラットフォームや投資ファンドだけではありません。
これら資産運用や顧客資産預かりの基盤となるカストディ業務やセキュリティ業務について、今後ビジネスの拡大の可能性があるとみられています。

その一つとして仮想通貨トピックに上がる企業名がBitGO。
仮想通貨カストディ・セキュリティ事業で知られています。

ビットゴーは先日、BTC連動型の新たなステイブルコインを開発する計画があることでニュースになりました。

機関投資家からは「今後の有望株の一つ」とみられている模様。
大手金融機関などから出資を獲得しています。

BitGOとは

ブロックチェーンをベースにした通貨のためのセキュリティ、コンプライアンス、カストディアル・ソリューションを機関投資家に提供
同社は、オンチェーンのビットコイン取引のプロセッサーとして、ビットコイン取引の15%を取り扱う。

ゴールドマン・サックスなど大手金融機関からの出資を獲得

BitGoホールディングスは18日、ゴールドマンサックスグループ、ベンチャー投資家のノボグラッツ氏の投資を含め、5850万ドル(65.5億円相当)の資金調達を発表した。
ゴールドマンサックスやノボクラッツ氏に加えて、伝統的な金融機関数社もこの新興企業に出資しており、さらなる機関投資家や富裕投資家にとっても、BitGoがより魅力的に映る。

仮想通貨も有価証券と同様「投資財産」としての価値が認められています。

しかし、難しいのはその保管・管理業務。

通常の有価証券などと同様というわけにはいきません。
「価値あるネットワーク」という実態のないものだからです。

だからこそ、セキュリティに強いBitGOというスタートアップに注目が集まるのです。

仮想通貨に関しては、特にハッカーの脅威にさらされやすく、多くの伝統的な金融機関は顧客を遠ざけてきた。
Bitgoなど、信頼性のあるスタートアップの登場で仮想通貨ビジネスのチャンスが広がる。

一般的に、機関投資家は伝統的な金融機関が行うカストディ業務を好むといわれています。

しかし、仮想通貨に関しては”ちょっと”必要とされる要素が異なるようです。

デジタル通貨投資家の間では、機関投資家に対応するようなストーレッジがより多くの投資資金を市場に流入させると期待

出資したゴールドマン・サックスとノヴォグラッツ氏は次のように述べています。

「デジタルアセットのマーケットに機関投資家が参加するには、安全で規制に準拠したカストディ(保管)ソリューションが必要だ」
「機関投資家は徐々に、デジタルアセットがゲームチェンジャーになることを理解しつつあり、そこに参加することを望んでいる」

高いセキュリティ技術、LINEも採用

また、そのセキュリティ技術の高さは業界で注目されています。

今年夏に仮想通貨取引所BITBOXを立ち上げたLINE。
同社は同取引所立ち上げの際、BitGoのマルチシグネチャ技術を採用しました。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 4974 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。