最近の注目キーワードの一つ”ERC-20”

最近、仮想通貨メディアでニュースをチェックしていると、少なからず「ERC-20」というキーワードを目にします。

「仮想通貨そのものではない」「イーサリアムに関係」という簡単な解説もちらほら。

今回は、気になる”ERC-20”についてお伝えします。

ERC-20とは

ERC-20の正式名称は▼

 ERC20トークンは、イーサリアムのプラットフォーム上のみで使用されることを目的に設計されたトークン
定められた基準を満たしているため、共有したり、ほかのトークンと交換したり、仮想通貨ウォレットへ送金したりすることができる。

イーサリアムのコミュニティでは、この基準を3つのオプションと6つの必須項目として定めています。

オプション

・トークン名
・シンボル
・少数点以下の桁数(18桁まで)
必須項目

・totalSupply
・balanceOf
・transfer
・transferFrom
・approve
・allowance

ただ、この説明だとちょっとわかりにくい(筆者はぶっちゃけ「ふーん( ´_ゝ`)フーン」状態)なので、もうちょっとわかりやすい解説をご紹介します。

ERC-20は仮想通貨ではない

ぶっちゃけいうとERC-20はトークンの仕様みたいな感じです。
(だからETHが「この要件満たして作るならいいよ!」という感じで仕様に指定を出しているわけですね)

なぜかというと、皆様ご存知の通りETHはICOで多用される仮想通貨であり、ICO発行のトークンもETHベースになることが多いからです。

発行されたトークンが、スタートアップごとに全く異なる仕組み(プログラミング言語など)をしていると、受け取る側がそれぞれに対応することになり大変
「みんなでルールを統一しよう」となってできた、トークンに対する技術的な統一された仕様(についての議論)

ERC20ができるまでのICOの現状はこんな感じでした。

・ICOトークンには決められたルールがない
・ICOの参加者がそのトークンがきちんと売買できるのか、安全なのかを判断するのが難しい
・さらに参加者がトークンごとに保管するためのウォレットを用意しないといけない

ぶっちゃけ、応援したい、儲けたいで参加する投資家に面倒くささや不安がつきまとうものだったのです。

しかし、トークンのあるべき姿について議論がなされる中でERC-20が登場。メリットがさまざま生まれるようになりました。

メリットは

最低限必要な機能や、用語、注意事項などを基準化することで、トークンの作り手側は作りやすく、ウォレットや取引所は扱いやすくなりました。
ERC20に準拠したトークンはまとめて取引所、ウォレットが扱いやすくなるため、一つの取引所でたくさんのトークンを扱う
一つのウォレットでたくさんのトークンを管理できるようになった

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すずきまゆこ / 4073 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。