ベネズエラ独自仮想通貨ペトロの実態はほとんど不明

マドゥロ大統領の威勢のいい触れ込みとともに始まったベネズエラの独自仮想通貨ペトロ。
しかし、その実態をはっきりとつかんだ人はほとんどいません。

そして、そのペトロの裏付けとなるはずの石油が埋蔵されている地域は相変わらず荒野のまま。
現地住民は「開発されている気配など見たこともない」と言います。

「ペトロ、6つの仮想通貨取引所で取り扱い開始」政府プレスリリース

そんな中、この独自仮想通貨ペトロは6つの仮想通貨取引所に上場するとのこと。地元メディアによる報道をBitcoin.comが伝えました。

ベネズエラ政府が、Cave BlockchainやCryptiaなどペトロを販売するという取引所6カ所を承認した。
6カ所の取引所の中ですでに販売をし始めたところもあるようだ。

上場する先の取引所は次の通り▼

Cave Blockchain (caveblockchain.com)
Bancar (bancarexchange.io)
Cryptia (cryptiaexchange.com)
Amberes Coin (amberescoin.com)
Afx Trade (afx.trade)
Criptolago (criptolago.com.ve)

今月の大統領演説で、マドゥロ氏は次のように強調しています。

ペトロは世界で最もパワフルな取引所6カ所で取引可能になる

なお、すでにマドゥロ大統領は、16カ所の取引所にペトロ販売を許可し、10月17日から販売開始する予定だと述べていました。

6つの取引所「取引実績なし」

これらのほとんどの取引所の説明書きには「ベネズエラ政府承認済み」「ベネズエラで規制された取引所」という文言があるとのこと。

ただ、怪しさはぬぐえません。

6つの取引所の一つ、Cryptiaのウェブサイトはこんな感じになっています▼

仮想通貨ビットコイン(BTC)建の取引ペアはイーサリアム(ETH)、ダッシュ(DASH)、リップル(XRP)

ただし、

うがった見方かもしれませんが、ベネズエラ政府が、詐欺という噂の高いペトロの信ぴょう性を持たせるために、これら取引所のウェブサイトを慌てて作ったような印象を受けます。

ベネズエラでのビットコイン取引高が過去最高値に

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鈴木まゆ子 / 827 view

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。