今年8月に国際組織としてブロックチェーンを債権発行に活用するとした世界銀行▼

ブロックチェーンの効率性や改ざん性の低さ、コストダウンの可能性については着目されています。しかし、既存技術のメリットとの比較などからなかなか活用が進まないのが現状。

そんな中で、世界銀行の”いち早い”ブロックチェーンの活用は、世界の注目を集めました。

世界銀行総裁「ブロックチェーンには大きな可能性がある」

今月11日、インドネシアのバリにて開催された国際通貨基金(IMF)との年次総会で、世界銀行のキム総裁が、ブロックチェーンの今後の可能性について次のように言及しました。

私たちは仮想通貨について話し合ったが、分散型台帳は非常に大きな可能性を持っていると考える。

上記のブロックチェーンを活用した債権発行についても、

8月には初のブロックチェーン債を発行し、ブロックチェーン技術を通して全ての債券を作成、配分、移転、管理した

貧困削減がテーマの世界銀行にブロックチェーンが貢献

キム総裁は、繁栄を推進する一方で貧困と戦うことの重要性について演説

世界銀行の任務は「貧困の削減と持続的成長の実現」です。

途上国などに対して融資、技術協力、政策助言などを行う国際開発金融機関ですが、他の途上国支援や貧困撲滅に取り組む組織と同様、資金の効率的な活用については試行錯誤してきました。

その試行錯誤すべき課題の一つが「事務費などのコスト削減」。
このコスト削減をブロックチェーンが実現し、より効率のよい資金活用ができるではないか、と考えているようです。

ブロックチェーンの発展が同銀行のペーパーワークや経費を減らす役に立った

そして、ブロックチェーンが巡り巡って貧困撲滅につながるとしています。

技術の世界には、何世代も続いてきた悪い習慣を飛び越えさせてくれる革新が存在する。
こうした腐敗を撲滅するには、本来は大変な時間がかかるだろう

また、キム総裁によれば、「世界銀行の目標は2020年までに金融サービスへの普遍的アクセスを開発することである」とのこと。

この目標の実現にはブロックチェーン技術をはじめとする最先端の技術なしに実現するのは不可能だと考えている模様です。

ユニセフ、国連‥‥国際機関で活用が進むブロックチェーン技術

また、世界銀行以外の国際機関でもブロックチェーンの検討・活用が進んでいます。

途上国の発展につながる支援には「効率のよい資金活用」が欠かせません。

改ざん性の低さ、そして情報の同時共有、コスト削減といったブロックチェーンがこの世界の持続的成長の一助になることが期待されます。

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鈴木まゆ子 / 940 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。