仮想通貨取引所バイナンス、4種類の仮想通貨を上場廃止

仮想通貨取引所バイナンスが世界最大手と言われるのには理由があります。

取引高、ユーザーの多さ、ユーザビリティの良さ、そしてセキュリティなどが挙げられますが、これらに加え「上場仮想通貨の種類の多さ」も要素の一つ。
バイナンスには1000種類以上の仮想通貨が上場しており、価格上昇前に購入することも可能となっています。

そのバイナンスが先日、公式ブログにて4種類の仮想通貨の上場廃止を発表しました。
理由は「ユーザーの保護のため」。

上場廃止となったコインは次の4つ▼

・Bytecoin(BCN)
・ChatCoin(CHAT)
・Iconomi(ICN)
・Trigger(TRIG)
Binanceにて、上記4通貨が出金・取引停止される時間:日本時間2018年10月12日 19:00

さらに、今回上場廃止する理由について、次のようにリストアップされています。

・プロジェクトへのコミットメント
・開発アクティビティの質量とレベル
・ネットワーク/スマートコントラクトの安定性
・パブリックコミュニケーションとアクティビティのレベル
・Binance側の定期的デューディリジェンスに応答する速さ
・非道徳なアクティビティに関する証拠/不正行為
・健全かつ持続可能な暗号エコシステムへの貢献度

仮想通貨バイトコイン(Bytecoin)、上場廃止を受け20%以上暴落

当然のことながら、世界最大の取引所での上場廃止は仮想通貨の流動性と価格に大きな影響を与えます。

早々に上場廃止コインのひとつであるバイトコイン(Bytecoin、BCN)は20%以上暴落しました。

バイナンスは今年5月にバイトコインの取扱いを開始
以後、同仮想通貨の取引はその60%がバイナンスに集中
1月のピーク時には3400億円まで膨らんでいた

バイナンス以外ではポロニエックスやHitBTCなどで取り扱われています。
しかし、最大手での上場廃止は相当の痛手です。

バイトコインは仮想通貨モネロの原型であり、「元祖・匿名通貨」として知られてきた。2012年に開発されたが、開発チームに関する詳細に不明点が多く謎が多いプロジェクトとされる。

他の三種類のコインにも影響

バイトコイン以外の上場廃止コインについても影響が生じています。

Triggers (TRIG)

Triggers (TRIG)

上場廃止から大きなナイアガラを受け20%近い下落を記録。直近の高値からは30%安の価格まで急落した。
ChatCoin (CHAT)

ChatCoin (CHAT)

ChatCoinは、他の2通貨と比較すると前日比8%安と下落幅は小さいが、以前下落の影響は確認されている。
Iconomi (ICN)

Iconomi (ICN)

Iconomiも17時時点では5.4%安と、4通貨では最も低い下落率になった。

バイナンスが実施する「定期的な上場コイン見直し基準」

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鈴木まゆ子 / 1594 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。