SWELL2018開催によりリップル(XRP)が小幅に上昇したが…

現在、リップル社の本拠地サンフランシスコで行われているリップル社主催の国際カンファレンス「SWELL2018」。

開幕と並行して仮想通貨リップル(XRP)価格が小幅ながらに上昇しました。

またSWELL2018では、元アメリカ大統領クリントン氏の公演のほか、xRapidやリップルネットなどのプロダクトの状況解説や今後の方針、さらにXRPの有価証券該当性について議論がなされました。

閉幕間際の3日になり、リップル(XRP)の価格が下落。
開幕前までにはなかった”60円割れ”を起こす事態になりました。

開催前の急落時には割ることがなかった60円を割り、Bitbank上では50円台の値をつける価格まで下落
60円のラインは、一つの重要ラインでもあったことから、60円を割ると更に下落方向へ傾き、8時20分時点では前日比10%安を記録した

”好材料の出尽くし”が原因?”BOTによるBTC価格操作”の疑いの影響も

XRPの下落の背景には、次のような「XRPへの期待感が落ちたこと」が影響したのではないか、とみられています。

xRapidの発表後は、2日目のアジェンダにおいて特大発表は期待薄と見られたことなど、材料出尽くしによる下落が警戒され、じわじわと下落方向に

ただ、それ以外にもビットコイン(BTC)価格のBOTによる価格操縦の疑いが影響しているのではないか?という見方も。

同じタイミングで、BTC価格にも下落トレンドが表れました。

ビットコインは、チャート上にて、ここ数日下値を切り上げ三角保ち合いを形成していたが、上昇方向へのブレイクは見られず、下値を切り上げていたラインを割った。
この動きにより、2時35分頃にビットコインは急落するも、すぐにリバウンドが見られ、大きな下落へと繋がることはなかった

WSJ「悪意あるBOTが仮想通貨市場の価格を操作している」

仮想通貨市場には、BOTなどを利用して価格を操作するトレーダーがいるとみられています。

10月2日、米著名ニュースメディアであるウォール・ストリートジャーナル(WSJ)は仮想通貨での価格操作について次のように指摘しました。

仮想通貨取引所はNYSEのような伝統市場と異なり、十分な規制が欠如
後者(伝統的な金融市場)はルール違反者を罰することに対し、仮想通貨界ではルールが緩いため、悪用される大規模なBot取引が行われている
独自の仮想通貨Botを運用しているヘッジファンド大手Virgil CapitalのパートナーであるStefan Qin氏は、常にライバルBotと「いたちごっこ」の状況に陥っている
同ヘッジファンドは、今年悪意のあるBotに狙われ、イーサ(ETH)の取引で損失に繋がった

仮想通貨の発行サービスを提供するCoinListの社長Andy Bromberg氏は、仮想通貨市場での価格操縦はもはや珍しいことではないと指摘。
自称「世界で最もいい市場操作ツール」を作り出したEilertsen氏は「相場操縦を完全に禁止することは困難だ」としています。

ただ、その一方、「価格操縦を許すことを多くの投資家は許容していない。なぜなら操縦行為は市場と投資家を傷つけるものだからだ」

とCoinListの社長は主張しています。

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仮想通貨まとめ編集部の志水 / 13833 view

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。