今秋、仮想通貨マイニング機器新モデル次々発表

今秋、仮想通貨マイニング機器新モデル次々発表

昨年ほどのブームがなくなり、マイニング熱も落ち着いているかに見える昨今。

ただ、マイニング機器メーカーは新たなハードウェアを開発するのに積極的です(もちろん、マイニングそのもののの採算が合わなくなってきているというのが背景にあるかと思われますが)。

大手マイニング機器メーカーが先日、相次いで新モデルを発表しました。

最大手ビットメイン社、新型チップ搭載のマイニング機器発表

マイニング大手のビットメインは、同社のASIC「アントマイナー(Antminer)」に次世代チップ「BM1391」を搭載することを発表した。

CEOのジハン・ウー氏によれば、すでにチップの量産を始めており、新しいアントマイナーに搭載する予定だとのことです。

EBANG(翼比特)、10nmプロセスの新機種E11シリーズを発表

また、ビットメイン社のASICライバルであるEBANG(翼比特)は、10nmプロセスの新機種E11シリーズを発表しました。

ハイエンド機種のE11++は、ハッシュレートが44TH/s、電力消費効率が45J/TH
ローエンドのE11でも、ハッシュレート30TH/S、電力消費効率65J/THを達成

ビットフューリー、ハッシュ関数特化型ASICチップ搭載機器発表

さらにビットフューリー社も、新型マイニング機器を発表しました。
こちらはハッシュ関数特化型チップを搭載しています▼

新型のマイニング装置にはビットフューリー・クラークという特化型のASICチップが使われている
ビットフューリー・クラークは、SHA-256というビットコインのマイニングに使われているハッシュ関数に特化
ハッシュレートは最大120ギガハッシュ毎秒(GH/s)、電力は55ミリジュール毎ギガハッシュ(mJ/GH)が実現できる

このビットフューリー・クラークASICは、次のようになるとのこと。

・ビットフューリーのマイニングサーバやブロックボックスなどのビットコインマイニングハードウェアに組み込まれる
・カナダ、ノルウェー、アイスランド、ジョージアにあるマイニングセンターにも導入

ジハン・ウー「今後さらなる処理能力がマイニング機器に求められる」

先述のビットメイン社CEOウー氏は、今後のマイニング機器に求められる性能は次のようになるとしています。

業界が成熟するにつれ、ブロックチェーンのユーザートラフィックが指数関数的に成長しており、今後ますます処理能力を増やすことが必要になる
急成長する業界の中で、直面する課題へ対処するために、最先端のコンピューティング技術とブロックチェーンとを統合する必要がある

マイニングにおいては現在、価格低迷や電気代との間の採算性をいかにバランシングするかが課題となっています。また、環境問題への懸念も払しょくできません。

新たなモデルがこういった問題の解決になることを願います。

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鈴木まゆ子 / 1484 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。