”医療用””娯楽用”の大麻に世界の関心が集まる

今、アメリカのウォール街では大麻(マリファナ)ビジネスに注目が集まっています。

日本では麻薬の一つとして固く禁止されている大麻ですが、海外では解禁されているところも。

10月17日からカナダが娯楽用大麻(マリファナ)を解禁します。
この他、アメリカ合衆国内のいくつかの州では大麻が解禁されているところがあります。

米カリフォルニア州在住のカイル・ジョンソン(Kyle Johnson)さん(68)とマーサ・マクベス(Martha Macbeth)さん(63)は、体の苦痛を緩和するために大麻を利用している。
これまで、ジョンソンさんは腰痛と不眠症、マクベスさんは座骨神経痛にそれぞれ悩まされていた。

アメリカ・カリフォルニア州では、高齢者を中心に大麻需要が増加しています。
今年から嗜好(しこう)用大麻を合法化した同州は、現在米国最大の大麻市場です。

米当局の薬物使用と健康に関する全国調査によると、65歳以上のマリフアナ利用者は、2006~2013年に250%増加している。
また、50歳以上を調べた別の調査では、2006~2016年に71%の増加が示されている。

 医療用大麻は29州で合法化されています。

そのうちでも最大の市場と見られているカリフォルニア州では、麻の売り上げが2020年までに65億ドル(約7200億円)に達すると予測されています。

ウォール街も大麻関連株に注目

このような状況を、ウォール街も見逃すはずはありません。

北米関連株式には「医療用大麻関連株」というのがあります。

ただ、流動性は乏しく、アメリカで資金調達をOKされIPOを行った企業はティルレイ(ティッカーシンボル:TLRY)のみ。

そのティルレイが先日18日、株価が急上昇しました。

米麻薬取締局(DEA)から同社がカナダで製造する医療用大麻製品の米国輸入の許可を得たことが影響したようです。

18日夕の米株式市場の時間外取引でカナダの医療用大麻大手ティルレイが上昇
通常取引を前日比29%高の154.98ドルで終えた後、時間外でもさらに約6%上げた。

また、ティルレイブレンダン・ケネディーCEOがTV番組「Mad Money」に登場。
大麻について次のような”楽観的観測”を述べたことも影響していたかもしれません。

大麻と仮想通貨の3つの共通点

「大麻関連株の今日の価格はまるで昨年12月のビットコインとイーサリアムのようだ」

”The prices of cannabis stocks today feel like bitcoin and ethereum did in December of last year,”

Galaxy Digitalのマイケル・ノヴォグラッツ氏はYahooファイナンスのオールマーケットサミットでこのように発言しました。

同様に見ているのは彼だけではなく、彼の以前の活躍の舞台であったウォール街も同じこと。

そして、大麻と仮想通貨には3つの共通点が存在します。

共通点1:価格の上昇率

カナダの大麻3大銘柄であるキャノピー・グロース、オーロラ・カンナビス、アフィリアの価格が急騰。
2014年以来、3大銘柄は平均で1000%以上上昇し、オーロラに至っては2万1800%のプラス

共通点2:規制に左右される

関連するまとめ

”ウォール街の老舗”フィデリティ、機関投資家向け仮想通貨サービス開始|仮想通貨のカス…

仮想通貨市場への機関投資家の参入の流れは徐々に大きくなっているのかもしれません。世界最大規模といわれるアメリ…

鈴木まゆ子 / 907 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。