香港拠点のHuobi,日本の仮想通貨取引所ビットトレードを買収

香港を拠点に仮想通貨取引所ビジネスを展開しているHuobi.

同社の日本法人を通じて、日本の仮想通貨取引所ビットトレードを買収したことが明らかになりました。

海外の資本も入って、今後、日本での仮想通貨取引所の競争が激化していくことが予想されます。

シンガポールの起業家エリック・チェンは本日、Huobi Globalの100%子会社であるHuobi Japan Holding Ltd、(“Huobi”)が、チェン氏が所有する日本の登録仮想通貨交換所BitTrade Co.,Ltd(“‘BitTrade”)の株式の過半数を取得したことを発表した。
今回の株式譲渡により、ビットトレードの株主構成は、FXトレードが引き続き25%の株式を持ち、フォビ・ジャパン・ホールディングスが実質的に75%を持つことになる。
ビットトレードの代表取締役会長に日本のフォビ株式会社の代表取締役である陳海騰氏が就任する。

Huobiは現在世界で4番目に大きな暗号資産取引所。

各取引所から取引価格を収集し、平均価格を算出するコインマーケットキャップのデータによれば、Huobiにおける報道時点までの24時間の取引量は約10億ドルに達しています。

現在、世界中の130を超える国々で500万人のユーザーが利用し、世界中に拠点を設けています。

以前からフォビについては、日本進出の計画があると言われていました▼

ビットトレードは昨年9月に登録が完了した交換業者

また、ビットトレードは昨年9月に金融庁に仮想通貨交換業者登録が完了した取引所です。
ビットコイン、ビットコインキャッシュ、リップル、イーサリアム、ライトコイン、モナコインの6種類のコインを取扱い、高いセキュリティなどで知られています。

なお、数々の仮想通貨交換業者(みなし業者含む)が行政処分を受ける中、ビットトレードは無傷でした


▼参考:仮想通貨交換業者|行政処分まとめ▼

「時間を買う」買収が多いHuobi

なお、今回の買収は「交換業登録」までの時間を買ったものだと言われています。

「買収で時間を買う」スタイルはマネックスや楽天もとっています。

また、香港証券取引所では8月29日、買収により「裏口上場」を果たしました▼

今後への影響は?市場関係者は冷ややか

今回のHuobiの買収によって、仮想通貨業界が大きく動く_____


そう考えている人は少なさそうです。

ある仮想通貨取引所の関係者は、コインテレグラフ 日本版の取材に対して次のように語っています。

「(フォビが国内の仮想通貨取引所を買収することは)想定はしていたが、市場への影響は微小。

来年以降、取引所自体が利益が上げにくくなるビジネスになる中、取引所のバリュエーションもさがっており買収額もそんなに大きくないのでは」

また、外資系金融機関に勤務するかたわら仮想通貨にも詳しい中国人トレーダーも▼

「相場の流れを変える大きな影響はない」

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鈴木まゆ子 / 3313 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。