英決済サービス企業TransferGo、国際”即時”決済に向けリップル社と提携

仮想通貨を用いた高速決済は国境を越えて進化しています。

仮想通貨リップル(XRP)を提供するリップル社がイギリスの決済業者であるTransferGoとの提携を発表しました。

この提携により、TransferGoは新業務を開始▼

インドの顧客が即座にヨーロッパ内のどの場所にも資金を送金できるようにする新機能を開始しました

launched its new feature allowing its Indian customers to remit funds to any place within Europe instantly.

新しい即時送金機能が導入され、2018年9月5日に即座に運用が開始されました。

The new instant money transfer feature was rolled out and began operations immediately on 5th September 2018.

イギリスの標準時間であるグリニッジ標準時間(GMT)にて、6:30〜15:00の間で対応可能な30分以内の即時送金(TransferGo Now)

リップルの決済システムを活用することにより、即時決済が実現するだけでなく、▼

TransferGoはまた、インドとヨーロッパの間の送金手数料を廃止すると発表した

TransferGo has also announced that it will be scrapping money transfer fees between India and Europe

今年7月に仮想通貨売買を開始したTransferGo

TrasferGoは今年7月、ビットコインやイーサリアム、そしてリップルなどの仮想通貨の売買を開始しています。

この時点では「仮想通貨による決済」は見送っていました。
「準備ができていない」のが理由。

ただ、”リップル社との提携”が絡めば話は別になった模様。

TrasferGoは、取引に最大3日かかるとされる既存の送金システムSWIFTの代わりになる送金システムを必要としていた模様。
ここで登場したのがリップル社の国際決済システムです。

すでにいくつかの実績が出ています。

また、2012年に創業し、リトアニアとロンドンに拠点を置く国際送金企業TransferGoの事業目的は▼

母国を離れて働く人々を挙げ、母国の家族に仕送りをする際、モバイル端末、タブレット、コンピュータから週7日24時間問わず送金することのできる、最も利便性が高く、安価な国際送金ソリューション

すでにインドの金融市場を押さえていたリップル

また今回、TrasferGoがリップル社をパートナーとして選んだのには理由があります。

急激な経済成長を遂げ、700億ドルの巨大な送金市場を押さえていたのがリップルでした。

インド最大の銀行3社が銀行市場シェアの約80%を占めている

the 3 largest Indian banks held about 80% of the banking market share

ほとんどの銀行が通信会社のサポートするモバイルプラットフォームを立ち上げている

most banks are launching mobile platforms supported by telecommunication companies,

そこで、リップルはインドの携帯電話会社や通信会社にターゲットを当てていました。
この点でも、TrasferGoの事業の目的と合致することになります。

どの技術が使われているかは不明

ただし、プレスリリースでは、xCurrent、xRapid、xViaのどのサービスが利用されるのかまでは明記されていません。

一方、さまざまな憶測が生まれています。

1月23日に、リップル社の公式ブログにて、TransferGoがxViaの契約を行なったと記述されていることから、今回のインド、ヨーロッパ間の国際送金にはxViaが使用されるのではないかと予想される
Twitterアカウント「Ripple Research Center(@XrpCenter)」は、xCurrentが使用されていると予想し

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鈴木まゆ子

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


Twitter: mayu_suzu8


この他、ZUU Online, マネーの達人などで税務・会計を中心に解説しております。


2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。