GMO、ビットコインキャッシュのマイニングをストップ

仮想通貨取引所運営だけでなく、マイニングビジネスも手掛ける日本のGMO。
その競争力は最大手ビットメイン社を脅かすほどになっています。

そのGMOが、ビットコインキャッシュのマイニングから手を引いたことが明らかになりました。

日本におけるビットコインマイニングのリーディング企業であるGMOインターネットが、投資家に対し、ビットコインキャッシュのマイニングを停止することを通知した。同社が発表したとされる文書により明らかになった。

GMO Internet, a leading Japanese bitcoin mining firm, has informed investors that it has stopped mining bitcoin cash, documents purportedly distributed by the company show.

「The Bitcoin Knowledge Podcast」の主催者であるトレース・メイヤーが公表したこれらの文書によれば、東京に拠点を置くGMOは7月においてビットコインキャッシュを0BCH採掘、2月の287採掘から一気に落ち込んだ

Those documents, made public by “The Bitcoin Knowledge Podcast” host Trace Mayer, indicate that the Tokyo-based GMO mined 0 BCH in July, down from a high of 287 in February.

原因は「ビットコインキャッシュ価格低下による採算性の悪化」か

GMOインターネットは最近の決算発表で、マイニング収益が4-6月期に赤字になったことを明らかにしました▼

ただ、この4-6月期の”赤字”も決してマイニング量がゼロだったわけではありません。
ビットコインキャッシュに限って言うと、4月は0BCHでしたが、翌月以降2か月間については、5月は37BCH、62BCHをマイニングしました。

マイニングの量が時期によってバラバラです。

また、ビットコインのマイニングにおいては堅調な伸びを示しています。
7月のビットコインマイニング事業はGMOは現在の為替レートで、BTC568ドル(380万ドル相当)の収益を上げています。
前月の528BTCよりも40BTCほどの伸びとなります。

しかし、GMOは将来的に収益性が向上すればBCHの採掘を再開する可能性がある。

However, it’s possible GMO will resume mining BCH if its profitability increases in the future.

ハッシュレートは縮小__採算性悪化への懸念は避けられず

とはいうものの、やはり昨年に比べてマイニング事業の縮小は避けられない模様です。

確かに、GMOは7月に384PH / sで採掘した。この7月は、新しいデバイスをオンラインに投じなかった今年最初の月となる。

Indeed, GMO mined with 384PH/s in July, which made it the first month this year that it did not bring new devices online.

今年5月の時点ではこのような状況▼

・ハッシュレート:241PH/s

・マイニング報酬:373BTC
ビットコインのネットワークハッシュレートは4月末時点で30,990PH/sなのでGMOのシェアは0.77%です。
5月6日時点のネットワークハッシュレートは27,391PH/sです。

5月上旬時点では、9000ドル台に回復していたビットコイン。
しかし、8月28日現在、ビットコインは7000ドル台となっています。

2017年12月期の決算説明会では、2018年末のハッシュレートの目標値は3,000PH/sと語っていたGMO。
しかし、それは仮想通貨価格が一定以上であり、新たなマイニング設備に投資をし、ランニングコストを支払ってもなお利益が出る状態での目標でしかありません。

価格が下落し、競合が増えた今、新たな設備投資を行うのも困難ではないかと思われます。

ビットメイン社も苦境に

また、このマイニングの採算性悪化はGMOだけではなく、最大手ビットメイン社も同じ状況ではないかと思われます。

マイニングハードウェア販売は好調

ただ、マイニングハードウェア販売については好調なよう。
大人気だった前回モデルの改良版B3モデルの予約注文を受け付けているといいます。

関連するまとめ

アップル共同創業者ウォズニアック、仮想通貨スタートアップを設立|「世界中をビットコイ…

アップル共同創業者のもう一人の「スティーブ」であるウォズニアック。パートナーであるスティーブ・ジョブズがいな…

すずきまゆこ / 1695 view

すずきまゆこ

税理士・ライター。


2017年の1年間、仮想通貨は”投機手段”として知られるようになりました。

しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。