WikipediaのライバルEveripedia、”ブロックチェーン活用”百科事典をオープン

無料(若干微妙ですが)オンライン百科事典のWikipedia(ウィキペディア)の創業者は

「ブロックチェーンもICOもやらないよ」

と先日宣言しました。今後も(きわめてしつこい)寄付募集でサイトを運営していく模様。

しかし、”メディア”の本来のありようは、無料では限界があるのかもしれません。

ウィキペディアのライバル(?)エヴァリペディア(Everipedia)が、自身のオンライン百科事典にブロックチェーンを活用するとのこと。

ブロックチェーンをベースとしたWikipediaのライバルは木曜日に、ユーザーがプラットフォームに記事を追加または編集するためのIQトークンを獲得できるようにすることを発表した。

The blockchain-based Wikipedia competitor announced the launch on Thursday, allowing users to earn its IQ tokens for adding or editing articles to the platform.

これらのトークンは、ユーザーがネットワークガバナンスに関する問題に参加し、投票することを可能にします。

These tokens, in turn, will let users participate and vote on network governance issues.

Everipediaの開発者は、このタイプのモデルによりプラットフォームが寄付や広告から完全独立することを保証されるように期待しています。

同時に、分散型台帳システムの推進は、プラットフォームそのものを「無償」にすることを目指しています。

Everipedia’s developers hope that this type of model will ensure that the platform remains fully independent of donations or advertisements. At the same time, the push toward decentralization is aimed at making the platform itself ”uncensorable.”

これまでEveripediaはインターネットに接続すれば誰でもアクセスできました。

しかし、メインネットの立ち上げ以後は、従来のWebホスティングサービスから新しいURLのブロックチェーンに移行することになる模様。

トークンをインセンティブに、質の高い百科事典を目指す

Everipediaが今年1月、Wiredに語った構想は次のようなものです▼

Everipediaはポイント制を導入しており、誰かが記事の作成や承認済みの編集を行うたびに“IQ”というポイントを付与している。
Everipediaにブロックチェーン技術が導入されると、IQポイントはトークンベースの通貨に交換され、すべてのEveripediaのエディターはIQポイントに応じた配当を受け取る。
以降、ユーザーは記事の作成やキュレーションによってトークンを獲得していくことになる。

ただ、キュレーターはトークンで得するだけではありません▼

悪人が不正な記事や故意に間違った記事を作成・編集して利益を得るのを防ぐため、Everipediaは記事を提出する際に作成者にトークンの支払いを求めている。
記事が承認されれば、支払ったトークンに貢献度に応じた報酬が少し上乗せされて返ってくる。承認されなければ、トークンを失うことになる。
Everipediaはこのサイトの価値を維持したいと考えるほかのユーザたちが、不正行為を積極的に見つけ出すだろうと予想している。

この仕組みは、以前ご紹介したダート・プロトコル(適切なICOのための情報サイト)と同じものです▼

ただ、今回の発表(8月)以前から、このような構想については語られ、かつエアドロップが行われていたものの、実際の公開自体は遅々としている感じが否めません。

このインタビュートークが行われたのが今年1月。
そしてトークン(EOS)のエアドロップ計画が発表されたのが今年の6月。

さらに今回の8月の”発表”。

「いつになったら実際にシステムを動かすんだ」感は否めません。

6月のEveripediaのエアドロップの記事▼

まとめ

”痛み”を嫌って参加しない可能性も

”痛み”を嫌って参加しない可能性も

人によっては最初の段階の「トークンを支払う」という”痛み”を嫌うこともあるでしょう。
むしろ、「百科事典に知識を乗せる」という行為によほどのメリットや興味関心を感じていない限り、「そこまで面倒くさいことをしたくない」と感じるのが人間の性(さが)かもしれません。

なおかつ、百科事典に限らず、知識は常に更新されるものです。
古い歴史ですら、10年前のものと今のものとでは違います
(だから「まんが日本の歴史」などがブックオフで大人買いできるとしても、マニアは最新のものを正価で買うわけです)

「お前の知識は偽物じゃん」「質が悪い」

を誰がどのように判断するのか。何がエラーとして扱われ、ペナルティになるのか。

このあたりのラインがクリアでないと、「怖くて書けない」と思う人もいます。

実用化以前に、人間の心理や感覚についてもっと知ることも大事なのかも知れません。

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鈴木まゆ子 / 2701 view

鈴木まゆ子

税理士・ライター。


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しかし、本来は国や組織を通さない決済手段です。

そのため、経済や金融で危機を迎えている国々においては、「安全資産」のひとつとして注目されています。

何のバックグラウンドも持たないまま、人々の信用だけで「貨幣としての価値」を認められるようになった仮想通貨。
今後どうなっていくかをじっくり見守りたいと思っています。

こちらのサイトでは、その仮想通貨をめぐる社会情勢や素朴な疑問を中心にお伝えしていきます。


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2017年11月20日、TOKYO FM「クロノス・プラス」にて、仮想通貨関連について解説いたしました。